2024/12/15 更新

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シュトウ トシカズ
首藤 明和
SHUTO Toshikazu
所属
文学部 教授
その他担当機関
文学研究科社会学専攻博士課程前期課程
文学研究科社会学専攻博士課程後期課程
連絡先
メールによる問い合わせは《こちら》から
外部リンク

学位

  • 博士(学術) ( 神戸大学 )

  • 修士(文学) ( 神戸大学 )

学歴

  • 2001年9月
     

    神戸大学   文化学研究科   社会文化専攻   博士   修了

  • 1997年3月
     

    神戸大学   文学研究科   社会学専攻   修士   修了

  • 1994年3月
     

    大阪大学   人間科学部   人間科学専攻   卒業

経歴

  • 2020年4月 - 現在

    中央大学   文学部   教授

  • 2018年4月 - 2020年3月

    長崎大学大学院多文化社会学研究科   研究科長

  • 2018年4月 - 2020年3月

    長崎大学大学院多文化社会学研究科   研究科長

  • 2014年4月 - 2020年3月

    長崎大学   教授

  • 2016年4月 - 2018年3月

    長崎大学   副学部長

  • 2007年 - 2014年

    兵庫教育大学   Graduate School of Education   准教授

  • 2007年 - 2014年

    兵庫教育大学   准教授

  • 2012年    

    北京大学現代日本研究センター,「現代日本の社会文化・社会教育学(博士課程)」担当   派遣教授

  • 2011年    

    北京外国語大学日本学研究センター,「日本社会特殊研究(博士・修士課程)」担当   派遣教授

  • 2005年 - 2007年

    兵庫教育大学   Graduate School of Education   助教授

  • 2005年 - 2007年

    兵庫教育大学   助教授

  • 2004年 - 2005年

    兵庫教育大学   助教授

  • 2002年 - 2004年

    兵庫教育大学   講師

  • 1998年 - 2000年

    中国社会科学院社会学研究所   客員研究員

  • 1994年 - 1995年

    大阪大学   "Faculty of Human Sciences, Department of Human Sciences"   研究生

  • 1994年 - 1995年

    大阪大学   Faculty of Human Sciences, Department of Human Sciences   研究生

  • 1994年 - 1995年

    大阪大学   研究生

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所属学協会

  • 日本社会学会

  • 関西社会学会

  • 日中社会学会

  • アジア政経学会

  • 台湾史研究会

  • 日本村落研究学会

  • 比較家族史学会

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研究キーワード

  • アジア研究

  • 社会システム理論

研究分野

  • 人文・社会 / 社会学

論文

  • レンマ的知性から社会学の哲学的基礎を問う――量子論・南方熊楠・中沢新一・N.ルーマンから 査読

    首藤 明和

    21世紀東アジア社会学   ( 13 )   67 - 85   2024年12月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.20790/easoc.2024.13_67

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  • 日中社会学会のトランスナショナルな学術交流とその課題・展望について : 「内発的発展論」の哲学的基礎をレンマと量子論から捉えなおしてみる 招待

    首藤 明和

    日中社会学研究   ( 31 )   24 - 36   2024年2月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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  • 〈持続〉と〈合意〉の社会学――西原和久氏の〈意味の社会学〉から考える 招待

    首藤明和

    社会イノベーション研究   17 ( 2 )   21-33 - 33   2022年3月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:成城大学社会イノベーション学会  

    N.ルーマンの社会システム理論は、E. フッサールの現象学の再記述(超越論的哲学から社会理論へ)を通じて構成した理論やモデルからなる。本稿では、西原和久がA. シュッツの現象学的社会学を批判的かつ発展的に継承するなかで築いた〈意味の社会学〉と、このルーマンの社会システム理論を比較することで、〈持続〉や〈合意〉について得られる知見を抽出した。すなわち、西原のいう〈相互同調関係〉や〈同一関連性〉は、常に一般的に現実に現前化する必要はなく、むしろチャンスや潜勢力として常に安定してそこにあり、わたしたちの誰に対しても開かれている、社会構造(選択構造)として捉える視点が重要であること、その上で、西原の〈トランスナショナル社会学〉や〈歴史社会学〉〈マイノリティの社会学〉を通じた思考実験は、〈相互同調関係〉や〈同一関連性〉の社会的条件を探求する試みとして位置づけ直せることである。

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  • 岩崎信彦著『21世紀の「資本論」─マルクスは甦る』:御茶の水書房 2015年7月

    首藤 明和

    村落社会研究ジャーナル   25 ( 2 )   50 - 51   2019年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本村落研究学会  

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書籍等出版物

  • 人間と社会のうごきをとらえるフィールドワーク入門

    首藤明和( 担当: 分担執筆 範囲: 中国の国境地域を生きるムスリムから――意味世界のなかにあって観察し記述する)

    ミネルヴァ書房  2022年4月 

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    総ページ数:23   担当ページ:135-157   記述言語:日本語   著書種別:学術書

    自分の考えを“遺す”意味とは何か。世界は意味を過剰に有しており,私たちに選択 することを要求する。一方,私たちは,観察や記述から意味を選択し,意味世界を構成する。再帰的かつ自己準拠的な実践(ブルデュー)や作動(ルーマン)から私たちは逃れられない。だからこそ私たちは,再帰的に自己言及し,記述をおこなう可能性に開かれてもいる。私たちは,意味世界への応答として,日誌やモノグラフといった文字による記述を選ぶこともできる。フィールドワークとは,世界構成のうごきの場に,現時点において,それぞれの主観(時空)を携えて居合わせることである。私たちは常にうごきのなかにあり,そのうごきそのものは盲点となって観察できない。フィールドワークで観察や記述が可能になるのは,居合わせた場のうごきのなかで,自身を含む人びとの観察を観察する二次観察のときである。

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  • 中国のムスリムからみる中国――N.ルーマンの社会システム理論から

    首藤明和( 担当: 単著)

    明石書店  2020年10月 

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    総ページ数:235   担当ページ:1-235   記述言語:日本語   著書種別:学術書

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  • 中国のムスリムからみる中国 : N.ルーマンの社会システム理論から

    首藤, 明和

    明石書店  2020年10月  ( ISBN:9784750351056

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    総ページ数:235p   記述言語:日本語  

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  • 平和の翼と波を広げる : 現在・過去・未来

    長崎大学・ICU共同研究プロジェクト

    長崎文献社  2020年7月  ( ISBN:9784888513470

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    総ページ数:172p   記述言語:日本語  

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  • 中華世界を読む 国際共著

    奈倉, 京子, 及川, 茜, 崔, 晨, 首藤, 明和, 玉置, 充子, 富沢, 寿勇, 濱下, 武志( 担当: 分担執筆 範囲: 中華世界と中国ムスリム――雲南回族の時間・事象・社会的次元の「意味」に着目して)

    東方書店  2020年4月  ( ISBN:9784497220103

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    総ページ数:i, 215p   担当ページ:109-145   記述言語:日本語  

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  • 日本と中国の家族制度研究

    首藤, 明和, 王, 向華( 担当: 共編者(共編著者))

    風響社  2019年3月  ( ISBN:9784894892613

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    総ページ数:468p   記述言語:日本語  

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  • 現代中国の宗教変動とアジアのキリスト教

    櫻井, 義秀( 担当: 分担執筆 範囲: 雲南保山回族にとっての国家――記憶と予期に裏付けられたシンボル的な存在として)

    北海道大学出版会  2017年3月  ( ISBN:9784832968325

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    総ページ数:xxiv, 453, 9p   担当ページ:323-347   記述言語:日本語   著書種別:学術書

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  • 現代人の国際社会学・入門 : トランスナショナリズムという視点

    西原, 和久, 樽本, 英樹( 担当: 分担執筆 範囲: 中国にみるトランスナショナリズム――グローバル行為の規準へ)

    有斐閣  2016年5月  ( ISBN:9784641174214

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    総ページ数:xix, 311p   担当ページ:55-74   記述言語:日本語  

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  • 中日家族研究

    首藤 明和, 王 向華, 宋 金文( 担当: 共編者(共編著者))

    浙江大学出版社  2013年11月  ( ISBN:9787308121057

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    総ページ数:3, 456p   記述言語:中国語  

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  • 地震・救援・重建的中日比較研究:全球化与社会関係資本的視角

    陳 立行, 宋 金文, 首藤 明和, 田 毅鵬( 担当: 共編者(共編著者))

    吉林文史出版社  2013年7月  ( ISBN:9787547216019

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  • 東アジア「地方的世界」の社会学

    藤井, 勝, 高井, 康弘, 小林, 和美( 担当: 分担執筆 範囲: 中国西南部・雲南の回族からみる地方的世界の構造――『自然村』(コアコミュニティ)と『社会圏』(接合的コミュニティ)に着目して)

    晃洋書房  2013年6月  ( ISBN:9784771024519

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    総ページ数:xvi, 418p   担当ページ:262-282   記述言語:日本語  

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  • 社会系諸科学の探求

    首藤明和( 担当: 分担執筆 範囲: 中国の「自然村」――宗族規範による人的結合の地縁化に着目して)

    法律文化社  2010年3月 

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    担当ページ:51-73  

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  • アジア社会と市民社会の形成 : その課題と展望

    小倉, 充夫, 加納, 弘勝, 竹内, 隆夫, 田巻, 松雄, 北原, 淳, 北川, 隆吉( 担当: 分担執筆 範囲: 国家による法制化を通じた中国市民社会の形成――「民間組織」からみる現状と課題)

    文化書房博文社  2009年10月  ( ISBN:9784830111624

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    総ページ数:140p   担当ページ:39-58   記述言語:日本語  

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  • 分岐する現代中国家族 : 個人と家族の再編成

    首藤, 明和, 落合, 恵美子, 小林, 一穂( 担当: 共編者(共編著者))

    明石書店  2008年3月  ( ISBN:9784750327372

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    総ページ数:363p   記述言語:日本語  

    ASIN

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  • 越境する移動とコミュニティの再構築

    佐々木衞( 担当: 分担執筆 範囲: カナダ・カルガリーの中国人「新移民」の意識と生活)

    東方書店  2007年3月  ( ISBN:9784497207050

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    総ページ数:xviii, 270p   担当ページ:235-249  

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  • 地域研究の課題と方法 : アジア・アフリカ社会研究入門

    山口, 博一, 小倉, 充夫, 田巻, 松雄, 北川, 隆吉, 北原, 淳, 竹内, 隆夫, 佐々木, 衞, 高田, 洋子( 担当: 分担執筆 範囲: 東アジアの特徴と問題性)

    文化書房博文社  2006年9月  ( ISBN:483011083X

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    総ページ数:2冊   担当ページ:59-75   記述言語:日本語  

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  • 東アジアの家族・地域・エスニシティ : 基層と動態

    北原, 淳( 担当: 分担執筆 範囲: 漢人家族のダイナミズム把握に向けて――系譜観念と姻戚関係の分析から)

    東信堂  2005年1月  ( ISBN:4887135920

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    総ページ数:xiv, 354p   担当ページ:95-108   記述言語:日本語  

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  • 中国の人治社会 : もうひとつの文明として

    首藤, 明和( 担当: 単著)

    日本経済評論社  2003年5月  ( ISBN:4818814717

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    総ページ数:iv, 205p   記述言語:日本語  

    ASIN

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  • 変動する中国社会 : 私的経営者層の台頭をめぐって

    「大学と科学」公開シンポジウム, 「大学と科学」公開シンポジウム組織委員会( 担当: 分担執筆 範囲: グローバリズムとローカリズム――私的経営者をめぐる両者の相克)

    クバプロ  2000年8月  ( ISBN:4906347940

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    総ページ数:175p   担当ページ:128-143   記述言語:日本語  

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MISC

  • 回族の結婚と「個人化」「親密な関係」「コミュニケーション・メディア」「予期構造」ーーN.ルーマン構成主義的認識論からの結婚研究に対する新たな問い 招待

    首藤明和

    中国21   54   39-64 - 64   2021年3月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   出版者・発行元:愛知大学現代中国学会  

    identifier:9784497221063
    identifier:40022518183

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    その他リンク: http://id.ndl.go.jp/bib/031346387

  • 座談 現代中国の家族の変容 (家族の諸相)

    麻 国慶, 首藤 明和, 周 星, 稲澤 努, 唐 燕霞, 松岡 正子

    中国21   54   3 - 38   2021年3月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:東方書店 (発売)  

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  • N. ルーマンの社会システム理論におけるリスク論 招待 査読

    首藤 明和

    多文化社会研究   5 ( 5 )   307 - 319   2019年3月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:長崎大学多文化社会学部  

    The social system theory captures a risk as a basic problem of the modern society. The risk cannot be settled by law and morality, economy and politics or science and the technique fundamentally either. This report clarifies the prospects that N. Luhmann's risk theory of the social system theory has through the analysis of reality and the risk concept of the social system.

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  • 趣旨説明 (シンポジウム 企画特集 新アジア学・日本学の創成 : 長崎からアジア、そしてグローバルな普遍性を目指す) 招待

    首藤 明和

    多文化社会研究 = Journal of global humanities and social sciences, Nagasaki University   5   256 - 258   2019年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:長崎大学多文化社会学部  

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  • ディスカッション (シンポジウム 企画特集 新アジア学・日本学の創成 : 長崎からアジア、そしてグローバルな普遍性を目指す) 招待

    首藤 明和

    多文化社会研究 = Journal of global humanities and social sciences, Nagasaki University   5   294 - 301   2019年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:長崎大学多文化社会学部  

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  • 新たな〈学〉としての「多文化社会学」に向けて (特集 新たな〈学〉としての「多文化社会学」に向けて) 招待

    首藤 明和

    多文化社会研究 = Journal of global humanities and social sciences, Nagasaki University   3   87 - 91   2017年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:長崎大学 多文化社会学部  

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  • モダニティのグローバリゼーション論に向けて : 社会学の存在論的、認識論的前提に対する批判的検討から (特集 新たな〈学〉としての「多文化社会学」に向けて) 招待 査読

    首藤 明和

    多文化社会研究 = Journal of global humanities and social sciences, Nagasaki University   3   93 - 104   2017年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:長崎大学 多文化社会学部  

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  • チャイニーズネスを構成する「言説の資源」「地域」「歴史の逆説性」 : 四大イスラーム漢文訳著家・馬注と雲南回族の「共生の作法」から (特集 チャイニーズネスと境界) 招待 査読

    首藤 明和

    日中社会学研究 = Journal of Japan-China sociological studies   ( 23 )   36 - 44   2015年8月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日中社会学会  

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  • 内モンゴルの環境をめぐる問題と現状打開に向けた試み : 錫林郭勒盟東烏珠穆沁旗H合作社の事例 (特集 東アジアの環境と社会変動) 招待 査読

    首藤 明和

    日中社会学研究 = Journal of Japan-China sociological studies   ( 23 )   15 - 20   2015年8月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日中社会学会  

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  • 現代中国家族の変化と展望 (特集 中国社会の矛盾と展望) 招待 査読

    首藤 明和

    中国21   40   233 - 252   2014年3月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:愛知大学現代中国学会  

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  • チャイナ・デイ:中国社会学者との新たな対話に向けて 招待

    首藤 明和, 西原 和久

    社会学評論   65 ( 3 )   336 - 343   2014年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本社会学会  

    世界社会学会議の折に, チャイナ・デイが中国社会学会, 中国社会科学院, 日本社会学会, 日中社会学会の共催で2014年7月15日に開催された. 論題は中国の改革と社会転換. サブテーマは中国の改革とソーシャル・ガバナンス, 社会転換と構造変動・社会移動であった. 東アジア社会学に関する基調講演 (矢澤修次郎) の後, 12名の中国社会学者が中国におけるガバナンス, 不平等, 人口, 都市化, 女性, 世代間格差, 移動などを論じた. この集会で討論者 (首藤明和) が総括したように, 広く論じられている「公的」論点は社会学的に分析され, 聴衆は何が中国社会学の重要論題で, 何が課題かはよく理解できた. だが, 多様性, 民族, 宗教などの論争的論題は十分には論じられなかった. これらも, 中国の社会 (学) にとって重要であろう.<br>とはいえ, 集会自体は成功したと評価できる. なぜなら, 国際学会に際して日中の社会学者が協働し, 研究の共同空間を創造できたからだ. グローバルレベルと東アジアというローカル・リージョナルレベルとの結合は, 国家を超えた交流, 協力に寄与する. もし日本の多数の社会学者が報告し, 議論したならば, さらに対話は進んだだろう. 一国内の知の枠組み――それはしばしば他者の疎外や排除に転化する――を超えることが社会学に要請されている. もちろん, この要請は現実には容易に達成できない. それゆえ, この現実自体も社会学で問われるべき課題だろう.

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  • ハイブリッドモダンの日中比較研究序説(<特集>グローバリゼーション・インパクトの日中比較研究-歴史・社会・文化・人間とモダニティー) 招待 査読

    首藤 明和

    日中社会学研究   ( 20 )   9 - 19   2012年12月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日中社会学会  

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  • 東日本大震災とその後 : 災害・復興・防災の日中比較を通じた新しい社会の模索(特集) 招待 査読

    首藤 明和

    日中社会学研究   ( 19 )   1 - 12   2012年1月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日中社会学会  

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  • 回族の宗教実践と「中国」 (特集 東アジアにおける宗教と家族・地域) 招待 査読

    首藤 明和

    社会学雑誌   29 ( 29 )   66 - 85   2012年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:神戸大学社会学研究会  

    DOI: 10.24546/81011125

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  • 回族の宗教実践と「中国」 (特集 東アジアにおける宗教と家族・地域) 招待

    首藤 明和

    社会学雑誌   ( 29 )   66 - 85   2012年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:神戸大学社会学研究会  

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  • 国際フォーラム 東日本大震災とその後 : 災害・復興・防災の日中比較を通じた新しい社会の模索 招待

    宋 金文, 首藤 明和, 徐 一平

    21世紀東アジア社会学   ( 4 )   60 - 94   2011年12月

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    記述言語:中国語   出版者・発行元:日中社会学会  

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  • 中国家族の関係的・実践的側面と女性の社会圏子からみる地域社会 (特集 近現代中国の農村社会) 招待

    首藤 明和

    近きに在りて   ( 55 )   71 - 81   2009年5月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:野沢豊  

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  • 国家による法性化を通じた中国市民社会の形成―「民間組織」からみる現状と課題 査読

    首藤 明和

    アジア社会研究会年報『アジア社会と市民社会の形成―その課題と展望―』(小倉充夫他編) 第3号   39 - 58   2009年

  • 東アジアの現状・課題・展望--個性と普遍の行き交う場として 家族研究における関係的・実践的アプローチが秘める可能性

    首藤 明和

    21世紀東アジア社会学   ( 1 )   107 - 115   2008年6月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日中社会学会  

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  • 若林敬子編著/筒井紀美訳 『中国 人口問題のいま―中国人研究者の視点から』:ミネルヴァ書房 2006年9月 招待

    首藤 明和

    村研ジャーナル   15 ( 1 )   45 - 46   2008年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本村落研究学会  

    DOI: 10.9747/jars.15.1_45

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  • 日本のハイブリッドモダンの特徴と課題 : 国家と市場によるhybridismから、生活のなかのhybridityへ 招待 査読

    首藤 明和

    フォーラム現代社会学   7 ( 0 )   8 - 16   2008年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:関西社会学会  

    日本のハイブリッドモダンにみる特徴や課題は、以下のように考えられる。第1に、日本のハイブリッドモダンにおけるハイブリッドゼーションの原理は、生産性のシステムと強い相関をもつハイブリディズム(hybridism)である。第2に、日本のハイブリッドモダンは、生活に根づいた相互承認を支えるハイブリディティ(hybridity)を、西欧のものであれ、日本の前近代「社会」のものであれ、矮小化したり排除したりしてきた。第3に、日本のハイブリッドモダンの課題は、国家と市場が主導するハイブリッドゼーション原理、すなわちハイブリディズムから脱却し、生活からのハイブリディティを復権することである。この課題に取り組むにあたっては、以下のことが重要である。(1)生活からのハイブリディティを実践する場は、アソシエーションとしての&lt;市民社会&gt;である。(2)&lt;市民社会&gt;はグローバル化時代における連邦主義あるいは地域主義の基盤である。(3)「近代的コミュニティ」と「アソシエーション」を社会結合の原則とすれば、&lt;市民社会&gt;精神のモデルを、西欧の経験だけから充当する必要はなく、日本の社会や歴史のなかにも探し求めてゆくことが可能である。

    DOI: 10.20791/ksr.7.0_8

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  • 海外動向 現代中国の家族をどう捉えるか--鍵を握る多様性の理解 招待

    首藤 明和

    現代社会の構想と分析 : 現代社会構想・分析研究所年報   ( 5 )   112 - 121   2007年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:現代社会構想・分析研究所  

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  • <研究動向:分野別研究動向 (地域研究・東アジア)>日本社会の省察・構想と東アジア社会の新たな発展イメージの探求 招待 査読

    首藤 明和

    社会学評論   57 ( 1 )   190 - 203   2006年6月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本社会学会  

    DOI: 10.4057/jsr.57.190

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  • ブックガイド 石田浩編著『中国農村の構造変動と「三農問題」--上海近郊農村・実態調査分析』 招待

    首藤 明和

    農業と経済   72 ( 4 )   116 - 116   2006年4月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:昭和堂  

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  • 「三農問題」アプローチの問題と課題 : 離農した農業戸籍者に着目して (共通テーマ 21世紀東アジア農村の兼業化と持続性への展望) 招待 査読

    首藤 明和

    村落社会研究   40   219 - 245   2004年11月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:農山漁村文化協会  

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  • 首藤明和著 『中国の人治社会--もつひとつの文明として』

    橋本 満, 首藤 明和

    ソシオロジ   48 ( 3 )   131 - 139   2004年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:社会学研究会  

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  • 中国村落への問い・中国村落からの問い--生き方としての〈包〉が秘める可能性 (シンポジウム 中国研究の最前線) 招待 査読

    首藤 明和

    日中社会学研究   ( 11 )   1 - 21   2003年8月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日中社会学会  

    本稿では、「中国村落への問い」として、筆者自身の中国農村研究における問題意識、およびその問題意識から発見される「分析対象」(「非規範村」、顔役社会、村落の個人的性格、〈包〉的構造)を述べる。同時に、この作業が突きつける再帰的な課題「中国村落からの問い」を「生き方としての〈包〉が秘める可能性」の考察を通じて考えてみたい。

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  • 中国の「人間関係優先主義」と「后台人」:現在中国農村の民衆生活を見る視点 査読

    首藤 明和

    社会学評論   53 ( 3 )   312 - 328   2002年12月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本社会学会  

    中国社会のダイナミズム解明にはM.ウェーバーの「人間関係優先主義」 (Personalisumus) が鍵を握る.本稿では, 中国農村にかんする先行研究から, 人間関係優先主義が典型的に現れる場と機能を農村生活の実相より明らかにし, 20世紀を通じて, 人間関係優先主義が民衆生活を支えてきたことを強調する.&lt;BR&gt;具体的に以下の内容が議論された.旧中国で人間関係優先主義が典型的に現れる場は〈農民-仲介者-鎮の勢力〉だった.農民と鎮の商人, 不在地主を仲介する「后台人」 (backstage boss) は宗族や民間宗教の指導者である, 人民公社時代では〈農民一生産隊〉の場だった.人間関係優先主義は消滅せず, 后台人は生産隊幹部として制度に組み込まれた.改革・開放後では, 行政村が実力者の基盤である.民衆は実力者の条件として「能耐」な (我慢強い) 資質をあげる.能耐な人物は, 村幹部に就き職責以上の期待を民衆から負わされたり, あるいはそもそも村幹部に就かなかったりする.実力者と制度的地位とのあいだに存在する恣意性が, 后台人の台頭する空間を提供する.&lt;BR&gt;民衆は複数の后台人と情誼的関係を結び, 后台人を媒介にシステム社会を換骨奪胎して資源を獲得, 生活を維持する.人間のもつ豊饒性と多様性が, 社会のなかで確かな存在感を示している.中国の現代化をひとつの文明史として読み解くためにも, 人間関係優先主義の形態と論理の一層の解明が必要である.

    DOI: 10.4057/jsr.53.3_312

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  • <包>的構造と中国社会のダイナミズム 査読

    首藤 明和

    日中社会学研究   ( 10 )   3 - 26   2002年8月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日中社会学会  

    本論文通過進行分析自律的个人是構成基礎的“差序格局”与中国民衆的集団化的倾向,也就是説“包”的結合的関係,来探索中国社会的原動力。調査対象為遼寧省撫順市城郊的地板専業村。調査期間為2000年4月~8月。分析的結果如下∶“包”的結合在地板生産過程中,通過小戸(大部分為本村人)与臨時工(大部分由从貧困農村出来的打工者構成)的承包関係,顕著地被表現出来。并且,“包”的結合給外出打零工的人提供了成為鉋主(鉋∶地板加工的主要工具。鉋主∶小老板)的社会地位上升的転変机会。<br />
    今后,著者想在本论文分析的基础上,通过对维系“包”的结构的中介人的分析,来进一步探索中国农村的社会变动。<br />

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  • 中国村落の存立構造にみる個人的性格 : 遼寧省撫順市・都市近郊村の事例から 査読

    首藤 明和

    アジア研究 : アジア政経学会季刊   48 ( 3 )   58 - 76,121-122   2002年7月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:学術雑誌目次速報データベース由来  

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  • 中国村落の存立構造にみる個人的性格 査読

    首藤 明和

    アジア研究   48 ( 3 )   58 - 76   2002年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:一般財団法人 アジア政経学会  

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  • 中国村落の諸類型--生活組織としての村落の成立基盤を焦点に

    首藤 明和

    社会学雑誌   ( 18 )   173 - 188   2001年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:神戸大学社会学研究会  

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  • 中国村落の諸類型--生活組織としての村落の成立基盤を焦点に

    首藤 明和

    社会学雑誌   ( 18 )   173 - 188   2001年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:神戸大学社会学研究会  

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  • 特別寄稿 中国の地方政府と私営企業 招待

    Parish William L, Li Fang, 首藤 明和

    日中社会学研究   ( 8 )   1 - 42   2000年8月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日中社会学会  

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  • 経済利潤追求を焦点に糾合する地域組織としての村--市場経済浸透下での中国農村社会の対応 (特集 福武直没後10周年記念 戦前、戦中の中国研究の現代的意味) 招待 査読

    首藤 明和

    日中社会学研究   ( 7 )   8 - 21   1999年6月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日中社会学会  

    衣村経済改革以后,在国家〓〓〓入市場経済要素的〓程中,追求経済利潤成〓村組〓的〓力机制。假没村的財〓基〓得以建立,村民的〓心焦点在利益分配〓程中集中到村落的管理操作上来,那〓,加上国家主〓的村民自治政策的作用,村落就有可能成〓村民自我満足生〓与生活需求的地域組〓。〓一地域組〓以基于地区〓〓的〓〓的妥当性,即重視地域利益的排外主〓〓特征。在中国衣村与市〓要素的〓透〓座中,行政村具有作〓地域組〓友〓功能的可能性,它反映了内友性〓〓的一个側面。

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  • 細谷昂、菅野正、中島信博、小林一穂、藤山嘉夫、不破和彦、牛鳳端著『沸騰する中国農民』 招待

    首藤 明和

    アジア研究   44 ( 3 )   97 - 105   1998年8月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:アジア政経学会  

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  • 複数宗族共住村落の宗族間結合 : 香港新界南圍宗族の事例研究

    首藤 明和

    社会学雑誌   15 ( 15 )   134 - 156   1998年3月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:神戸大学社会学研究会  

    DOI: 10.24546/81010923

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  • 細谷昴、菅野正、中島信博、小林一穂、藤山嘉夫、不破和彦、牛鳳端著『沸騰する中国農村』 査読

    首藤 明和

    アジア研究   44 ( 3 )   97 - 105   1998年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:一般財団法人 アジア政経学会  

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  • 被災と復興過程にみる地域コミュニテイの連続性 : 阪神大震災下の六甲道駅西地区 (特集 阪神大震災研究)

    首藤 明和

    社会学雑誌   13 ( 13 )   71 - 79   1996年3月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:神戸大学社会学研究会  

    DOI: 10.24546/81010859

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講演・口頭発表等

  • 21 世紀のリベラルアーツ――時間の意味論からの課題と展望 招待

    首藤明和

    平和の翼と波を広げる 現在・過去・未来̶ー⻑崎⼤学・国際基督教⼤学共同研究シンポジウム  2019年12月 

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    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(招待・特別)  

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  • 中国ムスリムの移動/定住とその事象次元・時間次元・社会的次元の『意味』 ――雲南保山回族のイスラーム思想・記憶・コミュニティ/市民社会から 招待

    首藤明和

    シンポジウム中華世界――その統合と分裂の諸相(静岡県立大学グローバル地域センター)  2019年7月 

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    開催年月日: 2019年7月    

    記述言語:日本語   会議種別:公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等  

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  • 云南保山伊斯兰教的共生智慧通过N. Luhmann的social system理论分析共生智慧的通用条件 招待

    首藤明和

    中国社会学会中日社会学専業委員会  2018年11月 

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    記述言語:中国語   会議種別:口頭発表(基調)  

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  • 我们生活在怎样的社会――从市民社会的市场经济、亲密圈及政治圈角度思考 招待

    首藤明和

    蘭州大学西北少数民族研究中心論壇  2018年11月 

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    記述言語:中国語   会議種別:口頭発表(基調)  

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  • 重新构想市民社会的“亲密圈”通过日本与中国的家族制度进行比较研究和云南保山回族的事例分析 (市民社会の親密圏の再構想――日本と中国の家族制度の比較研究及び雲南保山回族の事例研究に基づいて) 招待

    首藤明和

    北京外国語大学北京日本学研究センター国際シンポジウム「日中高齢社会の比較研究――その対策と今後を考える」  2018年10月 

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    開催年月日: 2018年10月 -  

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

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  • 中国イスラーム哲学の形成――自己言及と自己産出のコミュニケーションと創発的進化の視点から

    首藤明和

    日中社会学会第30回大会  2018年6月 

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    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

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  • 中国雲南のムスリムからみる中国 招待

    大阪経済大学 第91回経済史研究会  2018年5月 

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    開催年月日: 2018年5月 -  

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(招待・特別)  

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  • 「越境」に対する社会学の射程と限界――存在論,認識論,方法論から問うために 招待

    首藤明和

    中国社会学会中日社会学専業委員会  2016年11月 

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    開催年月日: 2016年11月 -  

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(招待・特別)  

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  • 内モンゴルの環境をめぐる問題と現状打開に向けた試み

    首藤明和

    政治社会学会 第6回研究大会  2015年11月 

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    開催年月日: 2015年11月 -  

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  • Chineseness的构成要素:言说的资源,地域和逆境的历史之力 招待

    首藤明和

    中国社会学会日中社会学専門委員会  2015年10月 

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    記述言語:中国語   会議種別:口頭発表(招待・特別)  

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  • 越境がもたらす創発特性 招待

    首藤明和

    中国社会学会中日ジョイントパネル(日本社会学会共催)  2015年7月 

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    記述言語:英語   会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)  

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  • 中国少数民族地域の資源問題について

    首藤明和

    日中社会学会第26回大会  2014年6月 

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    開催年月日: 2014年6月 -  

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

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  • 回族の宗教実践と「中国」

    首藤明和

    第9回香港アジア社会研究学会大会  2014年3月 

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    開催年月日: 2014年3月 -  

    記述言語:英語  

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  • 中国西南部・雲南の回族からみるイスラーム世界と「中国」 招待

    長崎大学 東アジア共生プロジェクト国際シンポジウム「東アジアにおけるヒト・モノ・情報・資本の多元的流通――グローバルな社会・文化動態研究に向けた学際的試み」  2013年12月 

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    開催年月日: 2013年12月 -  

    記述言語:日本語   会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)  

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  • 東アジアのグローバリゼーションとその課題・展望 招待

    首藤明和

    成城大学シンポジウム「グローカル研究と多文化社会論の交点」  2013年12月 

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    開催年月日: 2013年12月 -  

    記述言語:日本語   会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)  

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  • 日本的“混合现代化”是怎样一种社会或文化? 招待

    首藤明和

    現代性与当代人的精神生活”国際学術検討会 (中国・吉林大学)  2013年7月 

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    開催年月日: 2013年7月 -  

    記述言語:中国語   会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)  

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  • 現代中国の「家族問題」

    首藤明和

    日中社会学会 第25回大会  2013年6月 

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    開催年月日: 2013年6月 -  

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

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  • 在村的潮流からみる明治期日本のハイブリッドモダンの生成と展開――ハイブリッドモダンの日中比較に向けて 招待

    首藤明和

    長崎大学重点研究課題「東アジア共生プロジェクト」国際シンポジウム「移動と記憶の日中比較研究」  2013年2月 

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    開催年月日: 2013年2月 -  

    記述言語:日本語   会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)  

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  • 中国『回族』研究の課題と展望――移動・宗教実践・ハイブリッドモダンの視角から

    首藤明和

    日中社会学会2012年度第3回 若手萌芽研究会  2012年9月 

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    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

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  • ハイブリッドモダンと日中比較

    首藤明和

    日中社会学会第24回大会  2012年6月 

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    開催年月日: 2012年6月 -  

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

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  • 国際交流基金・国際円卓会議シリーズ「東日本大震災とその後――災害・復興・防災の日中比較を通じた新しい社会の模索について」 招待

    首藤明和

    国際交流基金「知的交流会議助成プログラム」日中社会学会・北京日本学研究中心共催  2012年2月 

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    開催年月日: 2012年2月 -  

    記述言語:日本語   会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)  

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  • 現代中国回族の移動とネ ットワークからみえてくるもの――雲南と山東の予備調査から 招待

    首藤明和

    2010年度アジア・ムスリム研究会 (早稲田大学)  2010年10月 

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    開催年月日: 2010年10月 -  

    記述言語:日本語   会議種別:公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等  

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  • 公と私の日中比較研究の意義――アジアの市民社会の再検討を通じて 招待

    首藤明和

    公と私の日中比較研究(香港大学)  2010年8月 

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    開催年月日: 2010年8月 -  

    記述言語:英語   会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)  

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  • 自然村考察の現代的意義――村落研究の日中比較から 招待

    首藤明和

    日中社会学会・ CFC(現代農山漁村家族研究会)共催  2009年12月 

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    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(招待・特別)  

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  • 日本と中国の親密圏と共同性の比較研究――〈家・同族〉と〈房・宗族〉の視点から 招待

    首藤明和

    京都大学グローバルCOEプログラム「親密圏と公共圏の再編成をめざすアジア拠点・国際共同研究「公共圏と『多元的近代』の社会学理論」研究会  2009年12月 

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    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(招待・特別)  

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  • 「日中社会学叢書の成果・課題・展望」首藤明和・落合恵美子・小林一穂編『分岐する現代中国家族』

    首藤明和

    日中社会学会第21回大会  2009年6月 

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    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

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  • 日本と中国の共同性の比較研究における課題と展望――家族と村落の視点から 招待

    首藤明和

    コミュニティの日中比較研究(香港大学)  2009年5月 

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    開催年月日: 2009年5月 -  

    記述言語:日本語   会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)  

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  • 出现分歧的现代中国家族――个人和家族的再编成 招待

    首藤明和

    中国研究の可能性と課題――新しい社会構想の実験場として (中国中央民族大学・日中社会学会共催)  2009年3月 

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    開催年月日: 2009年3月 -  

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(招待・特別)  

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  • 現代中国の家族・農村・移動

    首藤明和

    NIHU現代中国地域研究プログラム(早稲田大学現代中国研究所)  2008年9月 

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    開催年月日: 2008年9月 -  

    記述言語:日本語  

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  • 日本近代の再考に向けた近世被差別民の社会結合分析 招待

    首藤明和

    中日家族制度比較研究(香港大学)  2008年9月 

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    開催年月日: 2008年9月 -  

    記述言語:中国語   会議種別:口頭発表(招待・特別)  

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  • 中国農村・農民問題と食糧危機

    首藤明和

    中国農村問題シンポジウム実行委員会(名古屋大学環境学研究科共催)  2008年7月 

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    開催年月日: 2008年7月 -  

    記述言語:日本語  

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  • 青海と西蔵における底辺階級

    首藤明和

    日中社会学会第19回大会  2007年6月 

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    開催年月日: 2007年6月 -  

    記述言語:日本語  

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  • 中国家族における伝統的宗教実践の再構成

    首藤明和

    比較家族史学会 第49回研究大会  2007年6月 

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    開催年月日: 2007年6月 -  

    記述言語:日本語   会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)  

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  • 「アジアのなかの日本・日本のなかのアジア」の存立構造とその課題

    首藤明和

    関西社会学会 第58回研究大会  2007年5月 

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    開催年月日: 2007年5月 -  

    記述言語:日本語   会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)  

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  • 中国における「移動」「複数のモダニティ」「市民社会」の諸関係をめぐって

    首藤明和

    アジア社会研究会  2006年11月 

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    開催年月日: 2006年11月 -  

    記述言語:日本語  

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  • 中国家族圏の伸縮性と重層性の論理に関する一考察――中国東北部・地方都市における出稼ぎ・移民の事例研究から 招待

    首藤明和

    シンポジウム「アジア家族の変容と『伝統の創造』―日本・韓国・中国・タイ」(四国学院大学)  2005年11月 

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    開催年月日: 2005年11月 -  

    記述言語:日本語   会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)  

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  • 漢人「家族圏」の形態と論理――その重層性と伸縮性に着目して

    首藤明和

    日中社会学会 2005年度研究集会  2005年11月 

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    開催年月日: 2005年11月 -  

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

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  • 社会学者の中国農村調査 招待

    首藤明和

    人文地理学会 第20回アジア地域研究部会  2005年6月 

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    開催年月日: 2005年6月 -  

    記述言語:日本語   会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)  

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  • 后台人と東北アジアの社会構造――“人間関係優先主義”の再考

    首藤明和

    国際社会学機構(IIS)36回世界社会学大会, 中国社会科学院社会学研究所開催  2004年7月 

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    開催年月日: 2004年7月 -  

    記述言語:英語   会議種別:口頭発表(一般)  

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  • 書評セッション『中国の人治社会』(首藤明和著)

    首藤明和

    第16回日中社会学大会  2004年6月 

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    開催年月日: 2004年6月 -  

    記述言語:日本語   会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)  

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  • 中国農村への問い・中国農村からの問い――人治社会のなかの村落社会

    首藤明和

    日本村落研究学会関西地区研究会  2003年7月 

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    開催年月日: 2003年7月 -  

    記述言語:日本語  

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  • 一九八〇年代至今的日本“地域社会”――多元的主体参与及“地域社会”形成 招待

    首藤明和

    “東亜社会変遷背景下的社会福利与社会救済”国際論壇, 中国社会科学院社会学研究所主催  2002年10月 

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    開催年月日: 2002年10月 -  

    記述言語:中国語   会議種別:口頭発表(招待・特別)  

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  • 中国研究の最前線 村落研究について――存立構造にみる個人的性格

    首藤明和

    第14回日中社会学大会  2002年6月 

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    開催年月日: 2002年6月 -  

    記述言語:日本語   会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)  

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  • 現代中国村落の存立構造――顔役の個的資質を媒介に立ち上がる村落生活

    首藤明和

    東アジア地域研究会  2001年6月 

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    開催年月日: 2001年6月 -  

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

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  • 都市近郊村の公共事業からみる中国農村の社会構造――遼寧省撫順市龔家溝村の全農家が民営企業を営む村を手がかりに

    首藤明和

    アジア政経学会西日本部会月例研究会  2000年12月 

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    開催年月日: 2000年12月 -  

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

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  • 香港新界の複数宗族共住村落における宗族間結合――宗族が語る村の歴史とNGO村落開発がみた村

    首藤明和

    第10回日中社会学会大会  2000年6月 

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    開催年月日: 2000年6月 -  

    記述言語:日本語  

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  • グローバリゼーションにおける中国の地方政府―私的経営者の関係――顕在化する地方性に注目して 招待

    首藤明和

    国際シンポジウム 私的経営者の台頭と変動する中国社会 愛媛大学主催  2000年2月 

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    開催年月日: 2000年2月 -  

    記述言語:日本語   会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)  

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  • 複数宗族共住村落における宗族間結合とその弛緩――香港新界南圍宗族の事例研究

    首藤明和

    第70回 日本社会学会大会  1999年11月 

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    開催年月日: 1999年11月 -  

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

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  • グローバリズムとローカリズム――私的経営者をめぐる両者の相克 招待

    首藤明和

    第14回「大学と科学」公開シンポジウム(東京大手町日経ホール)  1999年10月 

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    開催年月日: 1999年10月    

    記述言語:日本語   会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)  

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  • 中国農村社会対市場経済的“内発”接受 (中国農村社会における市場経済の内発的受容) 招待 国際会議

    首藤 明和

    中国社会科学院主催 (中国浙江省富陽市)  1998年12月 

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    記述言語:中国語   会議種別:口頭発表(招待・特別)  

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  • 複数宗族共住村落における宗族間結合とその弛緩――香港新界南圍宗族の事例研究

    首藤明和

    第70回日本社会学会大会  ( 千葉大学 )   1997年11月  日本社会学会

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    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    1970年代後半,香港農村は急激な都市化にさらされ,村落内の同族間協業は崩壊した。全村性の村落公共事業は消滅し,村内生業基盤も姿を消した。こうした状況のなか,NGO団体が村落開発と称して村に滞在し,かつての村落生活を復興するために当地の「客家」文化に着目,伝統文化復興運動を開始した。しかし,経済的動機を欠いた文化運動は村民に大きな成果をもたらすことなく終息したことが現地調査より明らかになった。

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  • 移住と地域形成の過程における社会関係

    首藤明和

    日本民族学会 第9回近畿地区研究懇談会  1997年3月 

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    開催年月日: 1997年3月 -  

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

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  • 香港新界南圍村調査報告

    首藤明和

    神戸華僑華人研究会例会  1996年5月 

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    開催年月日: 1996年5月 -  

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

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  • 震災復興まちづくりと住民の対応――六甲道駅西地区・土地区画整理事業の事例

    首藤明和

    第68回日本社会学会大会  1995年9月 

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    開催年月日: 1995年9月 -  

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

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共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 中国雲南回族の共生の作法からムスリムを排除しない地球社会構築の課題と展望を考える

    研究課題/領域番号:22K01910  2022年4月 - 2026年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)  中央大学

    首藤 明和

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    配分額:3640000円 ( 直接経費:2800000円 、 間接経費:840000円 )

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  • グローバルスケール・シフト:「一帯一路」がもたらす巨大社会変動と人々の生活変化

    研究課題/領域番号:20KK0042  2020年10月 - 2025年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))  中央大学

    野宮 大志郎, 矢澤 修次郎, 首藤 明和, 森川 裕二, 山田 恭稔, 山本 英弘, 片野 洋平, ヌルガリエヴァ リャイリャ, 森 啓輔

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    配分額:5850000円 ( 直接経費:4500000円 、 間接経費:1350000円 )

    本プロジェクトは、2020年秋の科学研究費配分によりスタートした。以下が2021年度に行った活動概要である。
    (1)研究の全体的振興概要:世界的なコロナパンデミックという条件下で2020年11月に行った全体的な研究進行計画の見直しに従って、海外に出向いての調査研究を2022年度以降に見送りとする一方、2022年以降の本格的海外調査に向けて、中国の一帯一路計画が調査予定対象地域にもたらした影響について、オンラインにて、海外現地の研究者や専門家によるレクチャーや意見交換会合を複数回行い情報収集活動を行った。またこれに合わせて、やはり国内にて収集可能な書籍・論文などを通して更なる知識の獲得に専念した。調査対象地は、カザフスタンとラオスを中心とする東南アジアの二地域である。
    (2)カザフスタン研究: 一帯一路政策がカザフスタンに及ぼす影響について調査研究を行われているカザフスタンの社会学者GI教授(個人名不記載)を招聘してのオンライン研究会を3回の研究会、またカザフスタン現地の市民活動について詳しいDK氏を招聘しての研究会を1回行った。専門家の話を聞きながら検討を重ねた結果、現地調査が可能になった場合には、アルマトイ地域とアスタナ地域の二カ所にて調査を行うという判断にたどり着くことができた。
    (3)ラオスを中心とする東南アジア研究:一帯一路政策が東南アジアに及ぼす影響について、ラオスに長年在住し国際学校の理事長をしておられる専門家YK氏(個人名不記載)を招聘して講演会を2回行った。YK氏の報告内容は、現地社会の具体的な変容について詳細な事例が多く、具体的な調査項目を絞るにあたって大変参考になった。検討を重ねた結果、現地調査が可能になった場合にはラオスのビエンチャンにて調査を行うという暫定的判断に到達した。

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  • <周縁>からの東アジア国際秩序の探求―台湾・沖縄の間主観と国際関係史の視座

    研究課題/領域番号:19H01459  2019年4月 - 2023年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)  基盤研究(B)  長崎大学

    森川 裕二, タンシンマンコン パッタジット, 野口 真広, 小松 寛, 劉 傑, 伍 嘉誠, 首藤 明和

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    配分額:16900000円 ( 直接経費:13000000円 、 間接経費:3900000円 )

    2019年度、日韓関係の悪化、香港の政情不安、新型コロナウィルス感染拡大を考慮し、中国(香港)知識人調査、韓国知識人調査の実施を延期した。代替的措置としてオンライン形式の研究会(計3回、うちセミナー1回)を開催するとともに、海外渡航調査に代わる企画を立案した。次のテーマで研究会・セミナーを開催し、問題認識を確認するとともに今後の調査研究のあり方を再検討した。
    研究会のテーマは、「帝国の秩序の中の台湾、沖縄」、「日治時代の台湾哲学と英治時代の香港哲学」、「戦後沖縄の平和思想」である。これらの研究会を通じて、本研究の中核的な概念である「周縁」について再定義した。周縁に類似する「周辺・中心」の理論は、力の関係から論じられ地政学的な考え方である。「周縁」は関係性と争点によって変動する概念である。「核心」(コア)に対する概念が「周縁」(マージナル)である。中国と台湾、沖縄の「周縁」の国際秩序の表層は力と力が争点になっていても、共生や非西欧的民主主義のような価値観をめぐる争点になる。日米同盟と沖縄、米中関係と台湾、あるいは中華秩序の下での琉球王朝と台湾はいずれ中心・周辺の国際秩序である。地政学的関係の国際秩序に「周縁の秩序」が重層的に構成されている。こうした視点を共有し問題意識の共有を深め、調査に代わる研究会を継続することにした。
    現地での知識人調査を実施するまでの中間措置として、中国文化大学(台湾)の若手研究者との間で、日本研究・アジア研究の主要テーマについて基本文献を共有した定期研究会を開催することにした。この成果を最終年度の「外からみた日本を知る事典」の編集に反映させる。

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  • 中国周辺領域における社会主義的近代とジェンダーに関する社会学・人類学的研究

    研究課題/領域番号:17H02232  2017年4月 - 2020年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(B)  名古屋大学

    坂部 晶子, 賽漢卓娜, 首藤 明和, 奈倉 京子

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    配分額:6110000円 ( 直接経費:4700000円 、 間接経費:1410000円 )

    本研究は、中国における社会主義的近代化の時期と改革開放期以降の転形期を軸に、中国の周縁的領域での女性の生の経路の長期的な変容を実証的に再構成することで、ジェンダーと社会主義体制下での近代化との関わりを解明することを目的とするものである。経済の市場化以降は、資本主義諸国と同様、主婦化といった現象もみられるが、現在の中国の社会や家族に社会主義的近代化が与えた影響は大きいと結論づけられる。

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  • 中国の越境的移動・境界侵犯・異種混交より生成する新しい「社会」に関する実証研究

    研究課題/領域番号:15H05189  2015年4月 - 2018年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)  基盤研究(B)  長崎大学

    首藤 明和, 王 維, 森川 裕二

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    配分額:10010000円 ( 直接経費:7700000円 、 間接経費:2310000円 )

    移動・越境・混交に関する調査研究から得られた理論的知見として、例えば以下のものがある。(1)構造(時空、慣習、記憶、予期)や意味(指し示すもの/指し示されないもの)への着眼から、生成と消滅を繰り返す本来的に非平衡的な差異が平衡するその均衡点に、「持続可能な社会」=「共生の作法」が展望できる。(2)中国雲南保山回族の共生の作法にみる「言説の資源」が、状況的な自己呈示と自己記述を可能にし、異なるものが共存するための意味の選択を支えている。(3)移動のなかの共在的あるいは同時的な〈場所〉の実践的な組み合わせが、新しい社会システムを生み出す上でのひとつの源泉となっている。

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  • 東アジアにおける宗教的シンクレティズムの社会学的研究-日本・中国・東南アジア―

    研究課題/領域番号:15H05192  2015年4月 - 2018年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)  基盤研究(B)  四国学院大学

    高井 康弘, 藤井 勝, 森本 一彦, 野津 幸治, 首藤 明和, ポンサピタックサンテ ピヤ, ウォンブンシン パチャラーワーライ, チムマミー モンタカーン

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    配分額:16120000円 ( 直接経費:12400000円 、 間接経費:3720000円 )

    東アジア諸社会における精霊信仰もしくは宗教的シンクレティズムの存続とその現代的変容に焦点をあて、日本・タイ・ミャンマーの3カ国において、質的調査・量的調査を実施した。その調査研究の結果、以下の3点を問題提起するにいたった。
    (1)世界宗教の復興や原理主義の台頭に注目があつまる一方で、「共生の思想」の可能性として東アジアの多神教的土着思想もその役割がある、(2)土着信仰は時代の変化に応じて、実践方法も合理化・複雑化しているが、マスメディアがその普及を促進している面がある、(3)土着信仰の仏教との習合はポスト・モダニズム的に理論化され人々に実践されており、社会的役割や機能を果たしている。

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  • 現代東アジアにおける国際結婚と「地方的世界」の再構築

    研究課題/領域番号:25301010  2013年4月 - 2017年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)  基盤研究(B)  神戸大学

    藤井 勝, 白鳥 義彦, 平井 晶子, 長坂 格, 首藤 明和, 福田 恵, 奥井 亜紗子, 佐々木 祐, 佐々木 衞, 連 興檳, 胡 源源

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    配分額:17160000円 ( 直接経費:13200000円 、 間接経費:3960000円 )

    日本、韓国、台湾の地方社会で「南北型」の国際結婚に関する問紙調査や聞き取り調査を行い、「再生産領域」の変容、日韓台間の共通性や多様性、中国人妻と東南アジア出身妻の差異が明らかになった。
    また国際結婚妻の出身地である中国東北部、フィリピン、タイの地方社会でその親や近親者に聞き取り調査等を行い、地方社会ごとの国際結婚の個性的な展開、出身家族と女性の関係の絆の強さ、そして東南アジア女性が出身地域社会に及ぼす影響の重要さが明らかになった。さらに、タイなどでは女性の結婚移住先の中心は東アジアを大きく越えて展開しているので、東アジアの「北」と「南」は、国際結婚により単純な形で結合しているのではない。

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  • 東アジアにおける宗教多元化と宗教政策の比較社会学的研究

    研究課題/領域番号:25301037  2013年4月 - 2017年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)  基盤研究(B)  北海道大学

    櫻井 義秀, 中村 則弘, 川田 進, 田島 忠篤, 首藤 明和, 寺沢 重法, 稲場 圭信

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    配分額:17290000円 ( 直接経費:13300000円 、 間接経費:3990000円 )

    本研究では、宗教多元化への政策的対応と各国の宗教団体ごとの対応を調べた上で諸宗教の共生の道筋を探り、東アジア地域の政治的安定や共生可能な市民社会形成のモデル作りに寄与することをめざし、日本・韓国・中国・台湾・香港・モンゴル・タイにおける宗教多元化状況とそれに対応した宗教政策の動きを調査した。
    その結果、宗教統制国家である中国、公認宗教制のタイ、宗教自由市場が成立しキリスト教が優位の韓国・香港、仏教が活性化している台湾・モンゴル、宗教の世俗化が著しい日本の宗教道と政教関係についてまとめ、櫻井義秀編『中国の宗教変動 アジアのキリスト教』北海道大学出版会、A5判全453頁を刊行した。

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  • チャイニーズネスの実証的研究―グローバリズムとの関連から

    研究課題/領域番号:23402007  2011年4月 - 2015年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)  基盤研究(B)  愛媛大学

    中村 則弘, 陳 捷, 首藤 明和, 石井 健一, 南 誠, 池本 淳一, 中村 圭, 穐山 新

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    配分額:11310000円 ( 直接経費:8700000円 、 間接経費:2610000円 )

    現代における「中国的なるもの」がいかに構成され、その特性はいかなるものかを明らかにした。
    中国の少数民族、中国企業、中国武術団体、中国残留孤児、台湾・中国・日本の交流関係担当者への聞き取り調査、および中国国内でのアンケート調査から、両義性と流動性、曖昧さがチャイニーズネスの構成を考える上で重要な意味をもつことが解明された。またそれは、領域とネットワークの振幅というべき動態メカニズムに結びついていることが指摘された。

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  • 近現代中国農村における環境ガバナンスと伝統社会に関する史的研究

    研究課題/領域番号:22251007  2010年4月 - 2015年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(A)  基盤研究(A)  宇都宮大学

    内山 雅生, 弁納 才一, 田中 比呂志, 三谷 孝, 祁 建民, 田原 史起, 山本 真, 小島 泰雄, 太田 出, 佐藤 仁史, 首藤 明和, 阿古 智子, 金野 純

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    配分額:46280000円 ( 直接経費:35600000円 、 間接経費:10680000円 )

    従来の環境ガバナンスに関する研究は、都市における工業部門を中心に取り上げたものが多かった。本研究では、中国農村社会における環境問題を伝統社会との関係から考察した。特に中心調査地を山西省の中部平遥県道備村として、共同研究者の山西大学中国社会史研究センターの協力を得て現地調査を行った。調査は村民へのインタビューとともに、「村落档案」と呼ばれる村の公文書および村民の個人記録を収集した。さらに収集資料に関するリストを作成し、その一部を撮影し、メンバーの共有資料とした。資料分析に基づいて中国人研究者を交えて、シンポジウムおよび公開研究会を開催し、研究成果の一部を公表した。

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  • 社会構造と「価値観」に関する実証的国際比較研究ー「信頼感」との関連性を中心に

    研究課題/領域番号:22330154  2010年4月 - 2015年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)  基盤研究(B)  中央大学

    佐々木 正道, 吉野 諒三, 安野 智子, 矢野 善郎, 首藤 明和, 森 秀樹, 田野崎 昭夫, 石川 晃弘, 林 文

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    配分額:17030000円 ( 直接経費:13100000円 、 間接経費:3930000円 )

    本研究では、フィンランドを加えた8カ国(日本、米国、ロシア、フィンランド、ドイツ、チェコ、トルコ、台湾)で実施した意識調査をもとに、「信頼感」と「価値観」の関連性について解明を行った。「価値観」に関する質問は、自身の生き方、法律の順守、善悪観、結婚・家族観、宗教心等についてである。重回帰分析の結果、「信頼感」についての互酬性と性善説が8カ国に共通して「信頼感」にプラスに影響していることが明らかとなった。また、「信頼感」の度合いを4段階にわけ、1と4段階において各国の「価値観」との関連について数量化分析を行った。その結果、「信頼感」の高低によって各国の「価値観」の布置に際立った特徴が見られた。

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  • 移動とモダニティ現地化の日中比較による公共圏と親密圏の再編と統合に関する実証研究

    研究課題/領域番号:23402041  2011年4月 - 2014年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)  基盤研究(B)  兵庫教育大学

    首藤 明和, 森本 一彦, 福田 恵, 池本 淳一

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    配分額:12480000円 ( 直接経費:9600000円 、 間接経費:2880000円 )

    ハイブリッドモダンの社会学の実証的課題として中国と日本の移動を調査し、以下の知見を得た。(1)グローバリゼーション下でのモダニティと土着の相互交渉では、社会や文化の蘇生、再生、転生といった循環的な社会変化が特徴的である。(2)周辺化された人びとの共同性は、起源や独創性など自己の同一性や一貫性に固執せず、むしろ境界侵犯性を常態として受け入れ、異質な他者との相互作用を枠づける規範や実践を含んでいる場合がある。(3)アジアの市民社会では、移動に関連した規範・実践とマジョリティとの相互交渉が新しい市民活動を生み出す。(4)移動は女性のネットワークを活性化し親密圏を外部に開くことで市民社会の再編を促す。

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  • 21世紀「東アジア国際結婚」論の創造-「東アジア共同体」構築の視点から-

    研究課題/領域番号:23651255  2011年 - 2012年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究  挑戦的萌芽研究  神戸大学

    藤井 勝, 平井 晶子, 長坂 格, 首藤 明和, 奥井 亜紗子

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    配分額:3900000円 ( 直接経費:3000000円 、 間接経費:900000円 )

    明らかになったのは、第一に、「東アジア国際結婚」は現状ではさまざまな問題を抱えているが、長期的には、東アジア内の国・地域間の関係や連帯を強め、東アジア社会全体の安定に寄与することである。第二に、この国際結婚の存立構造は、人・家族の「再生産」と「グローバルな世帯保持」という2つの機能的次元から捉えられることである。第三に、この国際結婚は、受け入れ側社会、とくに地方社会の人的資源を活性化し、他方では、送金等を通じて、女性の出身地である地方社会の社会経済的な活性化・変容を生むである。

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  • アジアにおける精霊信仰の近代的変容-ジェンダー・地域・エスニシティに及ぼす影響

    研究課題/領域番号:21402034  2009年 - 2011年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)  基盤研究(B)  四国学院大学

    北原 淳, 犬塚 協太, 野津 幸治, 森本 一彦, 竹本 達也, 長坂 格, 首藤 明和, 奥井 亜沙子, 橋本 卓

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    配分額:18980000円 ( 直接経費:14600000円 、 間接経費:4380000円 )

    東・東南アジアの人々の世界観に影響を及ぼしてきた「基層文化」特に土着的な信仰(精霊信仰)に着目し、国家宗教やエスニシティ、ナショナリズムとの関係性について実証的な研究を行った。その結果、現代に生きる民衆の「土着信仰」の実践、国家宗教とのシンクレティズムの実態、近代的変容について、新しい知見が得られたと自負している。また、付随的ではあるが、宗教的少数者(この場合、中国におけるイスラーム教徒)の宗教実践や中央権力との関わりについての実態研究という希少な研究成果も得られた。

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  • 東アジアにおける「地方的世界」の基層・動態・持続可能な発展に関する研究

    研究課題/領域番号:19252002  2007年 - 2010年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(A)  基盤研究(A)  神戸大学

    藤井 勝, 佐々木 衞, 首藤 明和, 小林 和美, 奥井 亜紗子, 高井 康弘, 竹内 隆夫, 樫永 真佐夫, 長坂 格, 日下 渉, 黒柳 晴夫, 北原 淳, 橋本 卓, 油井 清光, 白鳥 義彦

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    配分額:42120000円 ( 直接経費:32400000円 、 間接経費:9720000円 )

    本研究は、東アジアの地方社会を「地方的世界」という観点から、地方社会の形成の論理、現代的な変化の特質、そして今後の発展の可能性や課題を明らかにした。東アジアの地方社会では村落と都市(町)は対立しているのではなく、歴史的文化的伝統の上に成り立つ両者の有機的な関係が形成されてきた。そして、それに立脚して「地方的世界」が存在してきた。したがって村落はもとより、地方都市(町)、そして両者の関係の繁栄や再生こそ、地方社会、延いては東アジア自身の豊かな発展に不可欠であることを明らかにした。

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  • グローバル化における東アジア地域社会の構造変動

    研究課題/領域番号:19401008  2007年 - 2010年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)  基盤研究(B)  神戸大学

    稲月 正, 首藤 明和, 過 放, 朴 鍾祐, 大城 直樹

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    配分額:15210000円 ( 直接経費:11700000円 、 間接経費:3510000円 )

    青島を対象にインテンシブな調査と質問表調査を実施した。村が土地開発によって収益をあげて、元村民の住宅建設など様々な生活基盤の整備をしている事例があった。この地域では、「本村人間の均分主義、よそ者に対する格差」が地域社会を構成する論理となっている。都市住民は本村人でない限り、数年で移転しているなど、頻繁な移動を経験している。一般に、住民が地域の問題に積極的にかかわることはない。

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  • グローバル化時代における「信頼感」に関する実証的国際比較研究

    研究課題/領域番号:19203026  2007年 - 2009年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(A)  基盤研究(A)  中央大学

    佐々木 正道, 吉野 諒三, 安野 智子, 首藤 明和, 水上 徹男, 森 秀樹, 矢野 善郎, 田野崎 昭夫, 石川 晃弘

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    配分額:42380000円 ( 直接経費:32600000円 、 間接経費:9780000円 )

    「信頼感」に関する研究は社会学の根幹をなす重要なテーマであるものの、実証的裏付けがなされないまま主に理論的視点から研究が進められてきた。本研究では7カ国(米国・日本・ロシア・ドイツ・チェコ・トルコ・台湾)の「信頼感」に関する全国意識調査をもとに研究を行った。その結果、1)2カ国(日本・台湾)を除く、5カ国でミシガン大学が開発した「信頼感」尺度が分析に適用できること。2)親による信頼の社会化が7カ国共通に見られないこと。3)信頼は互酬性の規範を7カ国共通に持たないこと。4)信頼を形成するパーソナリティーの特徴は、共通点があるものの各国異同であることが明らかとなった。

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  • 瀬戸内・中国山地の農林漁業地域に住まう女性・若者・高齢者の生活に関する経験的研究

    研究課題/領域番号:19310165  2007年 - 2009年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)  基盤研究(B)  岡山大学

    藤井 和佐, 田中 里美, 杉本 久未子, 家中 茂, 森 裕亮, 木村 都, 平井 順, 中山 ちなみ, 西村 雄郎, 小林 孝行, 北村 光二, 北川 博史, 中谷 文美, 奥井 亜紗子, 佐々木 衛, 首藤 明和, 福田 恵, 山本 素世, 佐藤 洋子, 佐々木 さつみ, 中山 妙華, 北村 光二, 西村 雄郎, 山本 素世

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    配分額:17290000円 ( 直接経費:13300000円 、 間接経費:3990000円 )

    研究課題に関する聞き取り調査、質問紙調査等から、(1)施策的には全体的公共性をはかろうとしているにもかかわらず、地域社会間において地域資源の有無を要因とする生活上の格差が認められた。(2)女性・高齢者の生活や意識に注目すると、限界的状況を乗り越えようとする社会的連帯の可能性をみることができた。今後、住民の生活指向が構造的格差を埋める可能性をもつための条件を明らかにしていく必要がある。

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  • 移動の日中比較を通じた東アジアの地域社会と市民社会の対抗的相補性に関する研究

    研究課題/領域番号:19402008  2007年 - 2009年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)  基盤研究(B)  兵庫教育大学

    首藤 明和, 陳 捷, 大橋 健一, 森本 一彦

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    配分額:13130000円 ( 直接経費:10100000円 、 間接経費:3030000円 )

    移動の日中比較を通じて、「人的ダイナミズム」を支える「ヨコ社会の人間関係」(日本)、「<包>的構造」(中国)など、家族・親族・コミュニティの人的結合モデルを抽出した。この人的結合は、「国家による法制化を通じた国民的市民社会」の身分的閉鎖性とせめぎ合う。また、東アジアの社会文化構造を統一的に捉える視点として「家族の一般モデル」を提起した。その関係的・実践的アプローチは、従来の集団的・規範的アプローチ(世帯構造論)への見直しを迫り、個々のライフステージに応じた家族の構想に寄与するものである。

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  • 中国の底辺階級に関する実証的研究

    研究課題/領域番号:18402032  2006年 - 2008年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)  基盤研究(B)  愛媛大学

    中村 則弘, 首藤 明和, 唐 燕霞, 東 美晴, 陳 捷, 首藤 明和, 唐 燕霞, 東 美晴, 陳 捷

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    配分額:12700000円 ( 直接経費:10900000円 、 間接経費:1800000円 )

    チベット自治区、新疆ウイグル自治区、青海省、福建省、北京市における資料調査と聞き取り調査から、中国における底辺階級の具体的なカテゴリー、その人間的側面に着目した生活実態を明らかにした。あわせて、文化とエコロジーにもとづく新たな発展のあり方に関連し、少数民族地域の底辺階級において生存、調和の重視につながる価値意識が生きていること、そこにおいて渾沌と曖昧さが重要な意味をもつことを指摘した。

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  • アジア家族の変容と「伝統の創造」に関する比較研究-日本・韓国・中国・タイ

    研究課題/領域番号:15402041  2003年 - 2005年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)  基盤研究(B)  四国学院大学

    橋本(関)泰子, 落合 恵美子, 犬塚 協太, 首藤 明和, 岡田 浩樹, 竹本 達也, 政岡 伸洋

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    担当区分:研究分担者 

    配分額:13100000円 ( 直接経費:13100000円 )

    1.研究会開催について
    3年間のプロジェクト期間中に10回の研究会を行った。また、2005年11月2日(13時30分より17時10分まで)四国学院大において公開シンポジウム「アジア家族の変容と『伝統の創造』-日本・韓国・中国・タイの比較研究-」を開催した。
    2.フィールド調査について
    2003年度8〜9月にタイ・バンコク都における本調査(橋本、政岡)、2月に鹿児島県肝属郡根占町(現・南大隅町)本(留置)調査(橋本、落合、首藤)、および韓国・済州島予備調査(政岡、犬塚、橋本)、中国調査(委託)および沖縄予備調査(犬塚、竹本)を実施。2004年度は8月〜9月韓国・済州島本調査(政岡、岡田、落合)および2月追跡調査(政岡)、中国・遼寧省等におけるフィールド調査(首藤、落合)、および沖縄・宮古島における予備調査(犬塚)、大浦地区本調査(犬塚)を実施。2005年度は11月〜12月に沖縄・宮古島来間島地区本調査(犬塚、岡田、政岡)を実施した。
    3.研究成果報告について
    1.で述べたように、メンバーの研究成果についての報告を、公開シンポジウムの形式で行った。また、橋本が、2003年度タイ調査の集計データに基づく英文ペーパー"Female Life Course of the Thai Urban Middle Class"を、Association for Asian StudiesのAnnual Meeting(パネルセッション名"Changes in Gender Roles in Contemporary East and Southeast Asia"(開催期間2005年3月31日〜4月3日 開催地アメリカ合衆国、シカゴ)に提出(本人欠席のため、セッション参加者・落合恵美子氏による代読)。その他にもメンバーによる学会報告・論文発表の形式による多数の成果報告が行われた。
    4.得られた研究成果
    調査の結果得られた知見:タイ都市中間層の一部に見られる家族規範の「近代家族化」傾向と「伝統家族」イメージの再編、他方で韓国・地方都市社会における規範としての儒教的価値観と実態としての家族文化の間の一種の「乖離」の存在や家族文化の激しい変化が見られ、このような「伝統」におけるイメージと実態の乖離は沖縄や中国の家族においても同様に見られることが報告されている。さらに鹿児島調査では、調査票やライフヒストリー調査により、日本の近代における男女規範、女性イメージとは異なる女性の生き方が理解された。各地域での綿密なフィールド調査に基づくデータにより得られたこれらの新たな発見は、さらに今後の理論的精緻化を必要とするが、アジア家族史研究の現状に対し、問題提起を行うことができたと考える。

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  • 中国農村における村間格差と地域社会再編の社会的資源に関する基盤的研究

    研究課題/領域番号:15730242  2003年 - 2005年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 若手研究(B)  若手研究(B)  兵庫教育大学

    首藤 明和

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    配分額:3500000円 ( 直接経費:3500000円 )

    中国農村では、社会移動や社会的選抜、生活の質などで格差が存在する。個人や家族の適応戦略から生ずる格差だけでなく、村落間の格差も著しい。本研究では、離農した「農業戸籍者」が大多数を占める村落事例を調査し、数億人の余剰労働力人口を抱える中国農村の実態を浮き彫りにすると同時に、社会の移動性を高めつつ生活の質を深化させる「持続可能な発展」のあり方を、社会の基礎的な部分(村落・家族・親族・人間関係など)から検討した。
    研究成果として、以下のようなものがある。(1)二者関係が基盤の「后台人」(顔役)社会であり、(2)后台人による社会規範の適用方法や人的・社会的資本が村民生活の内容を左右する村落の「個人的性格」が強く、(3)「人間関係優先主義」を人びとの紐帯の基礎としつつ、組織原理は「<包>的構造」(請負構造)に見出され、(4)父系と母系の原生的紐帯は后台人を結節点に<包>的に展開する。また、(5)父系親族集団の構造や機能などの分析に偏重してきた従来の漢人家族研究を批判的に検討し、(6)系譜観念レベルでの漢人<家族>と、経験的事実から構築された漢人《家族》モデルのズレに着眼して、中国農村社会を動態的に理解する理論枠組みを提起した。
    「三農問題」(農村・農業・農民)への取組みのなかで、食糧自給がほぼ実現した現在、農業の構造調整が排出した農業戸籍労働力への対処が中国政府にとって大きな問題となっている。今後は、最近の第11次5ヵ年計画で示されたように、「農村戸籍」の廃止、農村における義務教育の無料化や社会保障の整備など、新しい国家政策が、中国社会の今後にいかなる影響をもたらすのか、村落や家族・親族のケース・スタディを通じてさらに検討してゆくことにしたい。

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現在の担当授業科目

  • 2024年度   卒業課題研究   学部

  • 2024年度   卒業論文   学部

  • 2024年度   東アジア社会論/現代社会研究(5)   学部

  • 2024年度   社会変動論/社会学概論A/現代社会研究(8)   学部

  • 2024年度   社会学プロジェクト演習 ⅢⅣ/社会学演習(3)(6)   学部

  • 2024年度   社会学基礎演習(1) (社会学プロジェクト演習I)/社会学基礎演習(1)A(1)B   学部

  • 2024年度   社会学基礎演習(1)A   学部

  • 2024年度   社会学基礎演習(1)B   学部

  • 2024年度   社会構想論   学部

  • 2024年度   社会調査法(3)ドキュメント分析法/社会調査実習(3)   学部

  • 2024年度   東アジア社会論特殊研究   大学院

  • 2024年度   東アジア社会論特講   大学院

  • 2024年度   社会学プロジェクト専門演習(ヴィジョナリー)ⅢA   大学院

  • 2024年度   社会学プロジェクト専門演習(ヴィジョナリー)ⅢB   大学院

  • 2024年度   社会学プロジェクト演習(ヴィジョナリー)Ⅲ B   大学院

  • 2024年度   社会学プロジェクト演習(ヴィジョナリー)ⅢA   大学院

  • 2024年度   社会構想論特講   大学院

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