2024/04/14 更新

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イトウ フミオ
伊藤 文臣
ITO Fumio
所属
理工学部 助教C
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学位

  • 博士(工学) ( 中央大学 )

  • 修士(工学) ( 中央大学 )

学歴

  • 2024年3月
     

    中央大学   理工学研究科   精密工学専攻   博士後期   修了

  • 2021年3月
     

    中央大学   理工学研究科   精密工学専攻   博士前期   修了

  • 2019年3月
     

    中央大学   理工学部   精密機械工学科   卒業

研究分野

  • 情報通信 / 機械力学、メカトロニクス

論文

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MISC

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共同研究・競争的資金等の研究課題

  • シャコの打撃動作を規範とした外骨格弾性要素と空気圧人工筋肉による瞬発力発生手法

    研究課題/領域番号:22KJ2769  2023年3月 - 2024年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  特別研究員奨励費  中央大学

    伊藤 文臣

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    配分額:3100000円 ( 直接経費:3100000円 )

    本研究の目的は,シャコやバッタにみられる外骨格ばねの要素を模倣することで,高応答性と高出力密度,コンプライアンス特性を兼ね備えた高応答人工筋肉駆動機構の設計論を確立することである.本研究では,1年目に外骨格ばねと人工筋肉の複合力に基づく打撃機構のモデルを構築する.2年目に,打撃機構に取り入れた2種類の外骨格の弾性要素に関する多目的最適設計論について,1年目に構築したモデルをもとにまとめる.3年目に,2年目に構築した設計論に基づいたモンハナシャコの打撃動作を規範とした打撃ロボットの開発をする.
    1年目では,モンハナシャコにみられる2種類の外骨格の弾性要素と空気圧人工筋肉の複合力を考慮に入れた打撃機構のモデルを構築した.さらに,2種類の外骨格の弾性要素の有無による打撃機構の動作をシミュレーションから推定した.また,このモデルの妥当性を検証するため,開発した実機による打撃実験を行った.
    このシミュレーションと実験の結果から,2種類の外骨格の弾性要素が打撃動作に対して異なる作用をすることが明らかとなった.一方の外骨格の弾性要素は,空気圧人工筋肉と同方向へのトルクを発生することで打撃の効果を高め,一方の外骨格の弾性要素は空気圧人工筋肉の収縮応答を補うことで,打撃の効果を高めた.以上の結果から,あるコンプライアンス特性を有する空気圧人工筋肉に対して,打撃効果を高めるための2種類の外骨格の弾性要素に適切な組み合わせが存在することが明らかとなった.以上の結果をもとに,今後の研究では,2種類の外骨格の弾性要素の適切な組み合わせに関する多目的な最適設計論についてまとめた.

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