2024/02/15 更新

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ナガマツ キョウコ
永松 京子
NAGAMATSU Kyoko
所属
総合政策学部 教授
その他担当機関
総合政策研究科総合政策専攻博士課程前期課程
連絡先
メールによる問い合わせは《こちら》から
外部リンク

学位

  • 文学修士 ( 国際基督教大学 )

学歴

  • 1980年3月
     

    国際基督教大学   比較文化研究科   比較文化専攻   博士前期   修了

  • 1978年3月
     

    国際基督教大学   教養学部   人文科学科   卒業

経歴

  • 2021年9月 - 2022年3月

    ケンブリッジ大学   英文学部   客員研究員

  • 2004年4月 -  

    中央大学   総合政策学部   教授

  • 1993年4月 - 2004年3月

    中央大学   総合政策学部   助教授

  • 1990年4月 - 1993年3月

    帝京女子短期大学   助教授

  • 1990年4月 - 1992年3月

    帝京女子短期大学助教授

  • 1984年4月 - 1990年3月

    帝京女子短期大学   専任講師

  • 1984年4月 - 1990年3月

    帝京女子短期大学専任講師

  • 1980年4月 - 1984年3月

    帝京大学   文学部英文科   助手

  • 1978年4月 - 1980年3月

    国際基督教大学   教養学部   助手

  • 1978年4月 - 1980年3月

    国際基督教大学教養学部人文科学科助手

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所属学協会

  •   - 2020年3月

    The George Eliot Fellowship

  •   - 2020年3月

    日本ジョージ・エリオット協会

  •   - 2019年3月

    日本ワイルド協会

  • The Thomas Hardy Society

  • 日本英文学会

  • 日本ハーディ協会

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研究キーワード

  • ジェンダー セクシュアリティ クィア 結婚 恋愛 欲望

  • 英国文学・文化 ヴィクトリア朝文学・文化 トマス・ハーディ

  • 書き言葉の多義性・不安定性 手紙 メモ 電報 コミュニケーション・テクノロジー

研究分野

  • 人文・社会 / ジェンダー  / ジェンダー

  • 人文・社会 / 英文学、英語圏文学  / 英米・英語圏文学

論文

  • ハーディの短編小説における手紙 招待

    永松京子

    ハーディ研究 日本ハーディ協会会報   ( 第46号 )   72 - 90   2020年9月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:日本ハーディ協会  

    ハーディの短編小説3つにおいて、手紙がどのように使われ、どのような効果をあげているかを考察した。

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  • 反冒険物語としての'Our Exploits at West Poley'

    永松京子

    英語英米文学   ( 第59号 )   33 - 52   2019年2月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)   出版者・発行元:中央大学出版部  

    本論文では'Our Exploits at West Poley'がなぜ不評であり、1950年代まで忘れられていたのか、その理由を探った。主人公の少年たちの冒険は多くのトラブルを引き起こして村人たちに迷惑をかけ、また冒険とはいえ、少年たちは洞窟の中でみつけた水の流れを最後には元のように村へ流すのであり、何も変化は起きていない。若い読者にとっておもしろいとは言い難いこの物語の背後には、人間が自然に勝手に手を入れることに否定的なハーディの自然観があると考えられる。

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  • ハーディのレズリー・スティーヴンへの返答としての『エセルバータの手』

    永松京子

    人文研紀要   ( 第90号 )   85 - 110   2018年9月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)   出版者・発行元:中央大学人文科学研究所  

    本論文ではまず'Art and Morality'と'De Foe's Novels'にみられるレズリー・スティーヴンの文学観を確認したうえで、『エセルバータの手』においてハーディがそれにどのように反抗しているかを考察した。そしてその反抗はスティーヴン流のtruthful-
    ness やsincerityではtruthは描けないと考えたハーディのsincereな姿勢を示すものであることを指摘した。

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  • Silence in Under the Greenwood Tree 招待

    Kyoko Nagamatsu

    Silence (The Proceedings of the Second International Conference on Narrative)   ( 2 )   41 - 45   2017年7月

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(国際会議プロシーディングス)   出版者・発行元:ARM in association with Nagoya University  

    In this novel, no dramatic events happen. Instead, many trivial matters related to the retirement of the choir and the romance between Dick and Fancy are depicted with irony and humour. However, this does not mean that the narrator deals with no serious social and sexual conflicts. For instance, Fancy is in correspondence with the new vicar Maybold, whereas other villagers are not used to writing letters. The educational gap between them is serious. However, Hardy intends to describe it not in depth but "lightly and farcically" to maintain the comic impression. One critic called this novel "a simple and uneventful sketch of a rural coutship", but this simplicity is the result of Hardy's sophisticated techniques of not allowing the narrator to speak too much and too seriously.

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  • Copies and Misrepresentations in A Laodicean

    Kyoko Nagamatsu

    英語英米文学   ( 第57号 )   1 - 16   2017年2月

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)   出版者・発行元:中央大学  

    In A Laodicean, actions such as touching hands and scenes like European journeys are repeated or copied to reveal that gender roles can be reversed and that gender is not steadfast but something fluid. A Laodicean also copies literary works such as Love's Labourʼs Lost and Frankenstein. However, they are not faithfully followed; a variety of deviations interfere with a complete copy of the original work. In addition, in A Laodicean, paintings and photographs, rather than correctly duplicate the model, distort the image of the subject, and make it difficult to find the truth. Stancy Castle, the backdrop of this novel, is a building which is a collection of copies of architectural styles from various periods, and whose original appearance is totally unknown. As a result, from this novel emerges a world with no single origin or solid foundation, in other words, an unreliable world filled with copies and misrepresentations that lie to and deceive the characters. Although A Laocdicean cannot be said to be a masterpiece of Hardy, it is an impressive, interesting novel for its effective description of this unique world.

    CiNii Books

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    その他リンク: http://ir.c.chuo-u.ac.jp/repository/search/item/md/rsc/p/10659/

  • 『緑樹の陰で』におけるartlessなartについて

    永松京子

    人文研紀要   ( 第78号 )   67 - 86   2014年9月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)   出版者・発行元:中央大学人文科学研究所  

    この初期の作品は「田園のシンプルで穏やかなスケッチ」と呼ばれるが、伝統と近代の相克、村人たちの経済的教育的格差など深刻な問題を扱いながら、パストラルの枠組みやユーモアをうまく使った技巧的な完成度の高い作品であることを示した。

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  • Humour in The Life of Thomas Hardy, 1840-1928 査読

    Kyoko Nagamatsu

    ハーディ研究(日本ハーディ協会会報)   ( 第36号 )   69 - 82   2010年9月

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:日本ハーディ協会  

    In his autobiography, there are many humourous stories about Hardy's life, but he frequently mixes them with serious stories without offering detailed explanation. The lack of authorial voice and the display of shifting perspectives are the prominent characteristics of his autobiography. These characteristics remind us of the fact that his works record "seemings or imressions" which are the opposite of a permanent and consistent philosophy or theory. He relates various information about his life as passing and provisional in a seemingly chaotic fashion in order not to thrust a philosophy or theory on the reader. His autobiography is a work of art created on the basis of his views of art. For this reason it is an autobiography befitting him.

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  • 「ドラの症例」におけるフロイトの他者批判と自己批判

    永松京子

    総合政策研究   13 ( 第13号 )   237 - 249   2006年3月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)   出版者・発行元:中央大学出版部  

    フロイトが患者ドラの精神分析をする際、ドラを批判する部分を考察し、彼のドラへの批判が実は彼自身の女性観のゆがみや偏りを暗に示しており、意図せずに彼自身への批判になっていることを明らかにした。

    CiNii Books

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  • A Perfect Murderにおけるホモソーシャリティ

    永松京子

    総合政策研究   ( 第12号 )   221 - 230   2005年3月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)   出版者・発行元:中央大学出版部  

    Perfect Murderをルネ・ジラールの「欲望の三角形」の理論を使って分析し、この作品が、無力で男性に依存する女性を描いたA・ヒッチコックの原作と比べて、優秀で自立心に富んだ女性を主人公の一人することにより進歩的な女性観を感じさせそうでありながら、女性を取引する男性たちのホモソーシャリティがむしろ原作より強められており、相変わらず女性を差別しているという矛盾を抱えていることを明らかにした。

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  • A Group of Noble Dames におけるpedigree

    永松京子

    総合政策研究   11 ( 第11号 )   113 - 120   2004年8月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)   出版者・発行元:中央大学出版部  

    貴婦人たちの階級差のある男性との恋愛や結婚、私生児の出産、生みの母と育ての母の対立を考察しながら、この短編集においてハーディが当時の女性を束縛・抑圧していた女性観や道徳をかなり大胆に批判していることを明らかにした。

    CiNii Books

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  • The WoodlandersのMarty South再考 査読

    永松京子

    ハーディ研究(日本ハーディ協会会報)   ( 第29号 )   15 - 28   2003年9月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:日本ハーディ協会  

    これまで純情無垢な少女とされてきたMartyが、意識的あるいは無意識的な悪意に満ちた言動により、ほかの登場人物たちの運命を狂わせて物語を大きく動かし、またGilesを独占しようとする姿勢はFitzpiersを思わせるほど利己的であり、それが彼女の最後のモノローグとFitzpiersのセリフが極めて似ている理由であることを分析した。いたいけで常に他の人物たちの犠牲になっているようにみえる少女に、Hardyは暗い側面を与えて、人間の多面性を描き出し、小説全体の複雑性を増していることを考察した。

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  • ‘An Indiscretion in the Life of an Heiress’について 査読

    永松京子

    ハーディ研究(日本ハーディ協会会報)   ( 第28号 )   128 - 143   2002年9月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:日本ハーディ協会  

    この短編小説においてジェンダーと階級に関するどのような問題が描かれているかを考察し、同時に後の小説などにこの短編小説における問題がどのように受け継がれているかを検討した。

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  • PaulaのLaodiceanismについて 査読

    永松京子

    ハーディ研究(日本ハーディ協会会報)   ( 第27号 )   43 - 55   2001年9月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:日本ハーディ協会  

    『熱のない人』の女性主人公の恋愛においての煮え切らない態度、肯定にも否定にもとれる言葉、他の女性との親密な関係、新しいものと古いもの両方への関心などといった特徴が、この作品において果たす役割について考察した。

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  • Seeing and Typing : British Detective Fiction and Criminal Anthropology in the Nineteenth Century

    Kyoko Nagamatsu

    総合政策研究   ( 第6号 )   24 - 39   2000年6月

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)   出版者・発行元:中央大学出版部  

    This paper is a study of the influence of physiognomy on Victorian literature, especially Sherlock Holmes series by Conan Doyle. In some cases, Holmes pays much attention to people's faces and finds the criminal because he or she has a special type of face called 'the criminal type'. Holmes is an example of the Victorians who tried to keep order or systematize the chaotic world by seeing and typing things.

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  • 探偵小説の変貌-DoyleからChristieへ

    永松京子

    政策文化総合研究所年報   ( 第3号 )   55 - 72   2000年6月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)   出版者・発行元:中央大学出版部  

    あらゆるものが論理的、合理的で、目に見える証拠のすべてが信用できると信じて推理しながら事件を解決するドイルのシャーロック・ホームズと、目に見えるものを信用できず、目に見えないものの気配を感じざるを得ないクリスティの探偵たちの相違の背景にある世界の変化を考察した。同時にドイル自身も実は非合理的なものに惹かれており、ホームズ作品には限界を感じていてこのシリーズを終わらせようとしたが、読者からの要求でなかなかそうできなかったことを論じた。

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  • ‘On a Western Circuit’について

    永松京子

    英語英米文学   ( 第38号 )   53 - 72   1998年3月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)   出版者・発行元:中央大学出版部  

    ’On a Western Circuit'では、Rayが愛するのはEdithでもAnnaでもなく理想的なAnnaに扮したEdithである。Edithも手紙を書き続けるうちにRayその人より彼のイメージにとりつかれていく。いわば登場人物たちが生きた人間からepistolary personaeに変わっていくところに、この作品における手紙の役目があるのである。

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  • Two on a Towerについて

    永松京子

    英語英米文学   ( 第37号 )   25 - 50   1997年3月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)   出版者・発行元:中央大学出版部  

    長らく芳しくない評価を受けてきた本作品について、ジェンダーやセクシュアリティに関する問題、法律やキリスト教の不寛容さの問題、天文学をはじめとする科学の影響などに注目しながら、再評価を試みた。

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  • The Hand of Ethelbertaにおけるintentional improbability 査読

    永松京子

    日本ハーディ協会会報   ( 第22号 )   52 - 67   1996年9月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:日本ハーディ協会  

    本作品に対してはそのverisimilitudeの欠如が批判され続けてきた。しかし作者はこの小説をあり得ないほど荒唐無稽なものにすることにより、彼が批判する上流階級の見掛けと実態の落差を描き出しているのである。同時に処女作において先鋭な階級批判をしたために出版を拒否された経験を持つ作者は、本作品において直截な階級批判を滑稽化により回避してもいるのである。このような批判が根底にあるために、この作品はA Comedy in Chaptersという副題がついていながら、主人公とグロテスクな老貴族との結婚に象徴されるように、暗い悲喜劇になっているのである。

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  • The French Lieutenant's Womanにおける全体性について

    永松京子

    英語英米文学   ( 第35号 )   225 - 248   1995年3月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)   出版者・発行元:中央大学英米文学会  

    本小説における語り手の特徴、女性主人公、男性主人公に対する語り手の態度、作品全体の構造に注意を払いつつ、作者ファウルズがトマス・ハーディをどのように利用しているか、そしてどのような効果をあげているかを考察した。

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  • 反ロマンティック小説としての'The Romantic Adventures of a Milkmaind' 査読

    永松京子

    日本ハーディ協会会報   ( 第18号 )   108 - 123   1992年7月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:日本ハーディ協会  

    この作品において語り手はお伽話という現実から離れるのにうってつけの枠組みを利用している。さらにMargeryも男爵もその容姿はぼんやりとしか描かれないこと、彼女は男爵の前ではいつも麻痺したようになり、理想化を重ねて人間離れした彼のイメージを作り上げて彼を愛することも、この物語を非現実的にしている。しかしその一方で、語り手は登場人物たちについてしばしば冷静なコメントを述べ、幻想と現実との乖離を浮かび上がらせる。最後にMargeryを村人と結婚させ、語り手は登場人物たちにも読者にも幻想に溺れ現実を忘れ去るままであることを許さない。それゆえこの作品は題名とは逆にanti-romanticな物語なのである。

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  • The Collectorにおけるフィクションと現実

    永松京子

    帝京大学紀要   ( 第12号 )   118 - 149   1992年1月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)   出版者・発行元:帝京大学  

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  • The Well-Belovedにおける脱中心化 査読

    永松京子

    日本ハーディ協会会報   ( 第16号 )   50 - 67   1990年9月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:日本ハーディ協会  

    本作品においては、語り手は主人公が一つの理想の女性像を求めるあまり、the Well-Belovedという観念を世界の中心に据え現実の女をそれに従属させることを批判している。主人公は特に同じ名前Aviceを持つ三世代の女性たちにthe Well-Belovedを見出そうとするが、語り手は3人のAviceたちの差異を示して主人公が作る世界を脱中心化し、最終的には主人公に理想の女性の追及を諦めさせ、自分の老いた姿を直視させる。しかし、その一方でこの物語を語る語り手の語り口は幻想的であり、彼がひそかに主人公と同じ傾向を持っていることを示している。夢に浸ることの魅力と危険性の両方を知っているがゆえに、語り手のこの物語は19世紀的リアリズム小説にもファンタジーにもなりきらないものになったと考えられる。

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  • A Pair of Blue Eyesにおける反復について

    帝京女子短期大学紀要   ( 第9号 )   78 - 102   1989年1月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)   出版者・発行元:帝京女子短期大学  

    本作品における反復をJ. Hillis MillerのFiction and Repetitionを念頭に置きながら分析した。本作品に何度も現れる反復は、たとえばエルフライドとスティーヴンとナイトの3人の間で繰り返されるチェスの場面のように、同じことの繰り返しであるように見えながら完全に同一ではなく差異を伴っており、本論文では特にこの差異にどのような意味があるかに注目した。さらに作者ハーディは反復によりエルフライドが経験する性的抑圧やナイトが体現する硬直した女性観を浮き彫りにしており、ハーディ自身のジェンダー観や世界観を表現するために、この種の反復を効果的に利用していることを明らかにした。

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  • The Woodlanders as a Tragedy 査読

    Kyoko Nagamatsu

    日本ハーディ協会会報   ( 第13号 )   36 - 47   1984年3月

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:日本ハーディ協会  

    In The Woodlanders, there is not a single protagonist with a strong character. The focus is put on a group of people in Hintock rather than one individual. At the end of the novel, Hardy does not provide us with a single ending but various endings: Giles's tragic death, the melodramatic murder of Felice, a pastoral lament of Marty and the anti-climactic elopement of Grace and Fitzpiers, her unfaithful husband. This novel is different from The Mayor of Casterbridge or Tess of the d'Urbervilles not only because it is a tragic novel of community but also because it contains various genres.

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  • 異邦人ユースティシア・ヴァイ

    永松京子

    帝京大学文学部紀要   ( 第13号 )   86 - 102   1982年1月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)   出版者・発行元:帝京大学  

    『帰郷』のユーステイシアが生粋のエグドンの住民ではなくよそ者であり、他の住民たちとの差異を強く感じさせ、彼女自身もエグドンヒースを嫌悪していながら、その一方で語り手が彼女とエグドンヒースとの共通点、類似点を強調するという矛盾がなぜあるのか、また彼女の異性装は何を意味するかを考察した。

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書籍等出版物

  • 第二次大戦後のイギリス文学

    深澤俊ほか( 担当: 共著 範囲: 『ダン・リーノとライムハウスのゴーレム』における反復について(担当範囲は単著))

    中央大学出版部  2013年2月 

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    総ページ数:359   担当ページ:265-286   記述言語:日本語   著書種別:学術書

    『ダン・リーノとライムハウスのゴーレム』の語りの特徴、過去の事件や文学作品や新聞雑誌記事や裁判記録等の利用、実在した人物と架空の人物との混在について分析し、この作品全体から浮かび上がる世界観を考察した。

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  • トマス・ハーディの生涯

    井出弘之ほか( 担当: 共訳 範囲: 第二部~第四部(担当範囲は単訳))

    大阪教育図書  2011年9月 

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    総ページ数:561   担当ページ:85-268   記述言語:日本語   著書種別:学術書

    トマス・ハーディの夫人の名で出版されたものの、実際は彼自身が書いた自伝の本邦初の翻訳である。彼の作品と生涯を研究するのに欠かせない文献である。

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  • Introducing the Faculty of Policy Studies: Integrating Policy and Culture

    ( 担当: 共著 範囲: Cases of Cross-Dressing in the West and Japan)

    Chuo University Press  2010年10月 

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    総ページ数:402   担当ページ:232-242   記述言語:英語   著書種別:学術書

    This paper is a comparative study of famous female cross-dressers in the West and Japan. The special focus is on why they crossdressed and why they did not conform to the sexual norms of their societies.

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  • 新たな「政策と文化の融合」 総合政策の挑戦

    中央大学総合政策学部編( 担当: 共著 範囲: 異性装が意味するものー18,19世紀の英国文学・文化における女性の男装の例をめぐって(担当範囲は単著))

    中央大学出版部  2009年3月 

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    総ページ数:510   担当ページ:373-386   記述言語:日本語   著書種別:学術書

    18、19世紀の英文学における女性の男装の例を取り上げ、彼女たちが男装をした理由や社会的背景、彼女たちへの人々の反応、当時のそして後世への影響を分析し、同時にジェンダー観、女性観の変遷を考察した。

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  • トマス・ハーディ全貌 日本ハーディ協会創立五〇周年記念論集

    日本ハーディ協会編( 担当: 共著 範囲: 『窮余の策』試論ーその表層と真相をめぐって(担当範囲は単著))

    音羽書房鶴見書店  2007年10月  ( ISBN:9784755302350

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    総ページ数:833   担当ページ:21-37   記述言語:日本語   著書種別:学術書

    『窮余の策』についてハーディはメレディスの助言を稚拙に解釈した結果生まれたと言っているが、後のハーディの作品群の先駆となっている点でもっと注目されてよい。本論文では、登場人物たちによりジェンダーや階級の境界線が侵犯され混乱することや手紙や電報の役目に注目し、この作品の再評価を試みた。

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  • 新英和中辞典 第7版

    ( 担当: 分担執筆)

    研究社  2003年4月 

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    記述言語:日本語   著書種別:事典・辞書

    新しい言葉を加筆するとともに、いくつかの言葉について旧版の改定をし、より現代に合った辞典にした。

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  • 人生の小さな皮肉

    深澤俊他( 担当: 共訳 範囲: 古びた人びとの物語(担当範囲は単訳))

    大阪教育図書  2002年3月 

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    総ページ数:323   担当ページ:221-316   記述言語:日本語   著書種別:学術書

    ハーディの短編小説集『人生の小さな皮肉』の中におさめられた「古びた人びとの物語」の翻訳。

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  • 喪失と覚醒 19世紀後半から20世紀への英文学

    深澤俊ほか( 担当: 共著 範囲: 「アリシアの日記」における語りについて(担当範囲は単著))

    中央大学出版部  2001年3月 

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    総ページ数:487   担当ページ:189-208   記述言語:日本語   著書種別:学術書

    主人公Aliciaの表向きの妹への同情とその奥に隠された嫉妬や羨望が彼女の語りの中にどのように表現されているかを分析した。特に主人公の言葉の表面上の意味とその背後にある彼女の本音との間にあるずれに注目した。

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  • ウェセックス物語

    内田能嗣他( 担当: 共訳 範囲: 丘のうえの侵入者(担当範囲は単訳))

    大阪教育図書  2001年2月 

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    総ページ数:331   担当ページ:195-241   記述言語:日本語   著書種別:学術書

    ハーディの短編小説集『ウェックス物語』の中の「丘の上の侵入者」の翻訳。(この担当部分は単訳。)

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  • Japanese Women Writers: A Bio-Critical Source Book

    Edited by Chieko Mulhurn( 担当: 共著 範囲: Toshiko Tamura)

    Greenwood Press  1994年7月 

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    総ページ数:523   担当ページ:389-397   記述言語:英語   著書種別:学術書

    This paper is a study of gender relationships and narrative techniques of novels by Toshiko Tamura, who was one of the popular women writers in the Taisho era.

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  • 読みのプロトコル

    高井宏子他( 担当: 共訳)

    岩波書店  1991年1月 

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    担当ページ:総ページを共訳   記述言語:日本語   著書種別:学術書

    『記号論の楽しみ』で日本でも有名なRobert ScholesのThe Protocol of Readingの本邦初の翻訳である。

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MISC

  • 土屋倭子著『トマス・ハーディの文学と二人の妻―「帝国」「階級」「ジェンダー」「宗教」を問う 招待 査読

    永松京子

    英文学研究   98   48 - 52   2021年12月

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    記述言語:日本語   掲載種別:書評論文,書評,文献紹介等   出版者・発行元:日本英文学会  

    二人の妻たちと作家との関係を重視したハーディ論についての書評である。

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  • J. B. Schaefer and S. C. Brownson eds., Thomas Hardy's Short Stories: New Perspectives 招待

    永松京子

    ハーディ研究   ( 47 )   66 - 72   2021年9月

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    記述言語:日本語   掲載種別:書評論文,書評,文献紹介等   出版者・発行元:日本ハーディ協会  

    世界発のハーディの短編小説についての本格的な論文集の書評である。

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  • サイモン・ギャトレル著 Thomas Hardy Writing Dress 招待

    永松京子

    ハーディ研究(日本ハーディ協会会報)   ( 第40号 )   78 - 84   2014年9月

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    記述言語:日本語   掲載種別:書評論文,書評,文献紹介等   出版者・発行元:日本ハーディ協会  

    ハーディの作品における衣服の描写にGatrellが注目し詳細に分析したことにより、作品の読みの新しい視点が提供され、作品理解がいかに深まるかを述べた書評である。

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講演・口頭発表等

  • Mark FordのThomas Hardy: Half a Londonerについて

    永松京子

    ヴィクトリア朝文学を読む会  2022年11月 

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    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

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  • 作家の妥協と本音ーイギリスの場合 招待 国際会議

    永松京子

    ケンブリッジ日本人会研究例会  ( The Community Room, West Cambridge )   2022年3月  ケンブリッジ日本人会

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    記述言語:日本語   会議種別:公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等  

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  • English literature and Japanese films 招待 国際会議

    Kyoko Nagamatsu

    Lecture series on Asian Culture  ( Faculty of History, University of Cambridge )   2022年2月  Faculty of History, University of Cambridge

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    記述言語:英語   会議種別:口頭発表(招待・特別)  

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  • ハーディの短編小説における手紙(シンポジウムにおける単独発表) 招待

    永松京子

    日本ハーディ協会第62回大会  ( 桜美林大学(東京) )   2019年11月  日本ハーディ協会

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    記述言語:日本語   会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)  

    ハーディの3つの短編小説の中での手紙の機能を分析した。'For Conscience' Sake'の手紙は、正しい行いをしたつもりの書き手が気が付いていない自分自身、つまりゆがんだ道徳観を持ち利己的な自分自身を浮き上がらせる。'Interlopers at the Knap'の主人公はクィアな女性の独自性を理解できないために彼女の手紙をすべて誤読し、彼女と結婚できない。'The Winters and the Parmleys'では、階級差や教育レベルの差があるがゆえに、恋人たちが書く手紙は互いのイメージを悪化させ、彼らを分断し孤立化させる。これらの作品では、手紙の書き手が正直に本音を書き、読み手がそれを正しく読むといった単純な関係は成立せず、予想外の複雑な状況が生じている。これは書き言葉の意味が流動的で不安定であることが原因と考えられる。

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  • 反冒険物語としての'Our Exploits at West Poley'

    永松京子

    中央大学人文科学研究所研究会  ( 中央大学 )   2019年2月  中央大学人文科学研究所

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    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    本作品はハーディがアメリカの雑誌に原稿を渡してから約10年後に印刷され、その後も1950年代半ばまで忘れられていた。本発表ではこの作品がなぜ不評であったかを探った。

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  • Silence in "Under the Greenwood Tree" 招待 国際会議

    Kyoko Nagamatsu

    The Second International Conference on Narrative  ( Nagoya University )   2014年12月 

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    記述言語:英語   会議種別:口頭発表(招待・特別)  

    In this novel, no dramatic events happen; instead, many trivial things related to the retirement of the choir and the romance between Dick and Fnacy with irony and humour. However, this does not mean that the narrator deals with no serious social and sexual conflicts. He intends to describe them not in depth but 'lightly and farcically' to maintain the comic impression. This novel is the result of the young Hardy's sophisticated techniques of not allowing the narrator to speak too much and too seriously.

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  • The Life of Thomas Hardyにおけるユーモア 招待

    永松京子

    第52回日本ハーディ協会全国大会  ( 立教大学 )   2009年10月  日本ハーディ協会

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    記述言語:日本語   会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)  

    ハーディの作品は悲劇的と言われるが、自伝では彼が終生ユーモアを重視しており、自分の作品は悲劇的だけでなく同時にユーモアを含んでいることを読者に忘れてほしくないと考えていたことを指摘した。また、悲劇的な出来事とユーモラスな出来事が混ぜこぜに書かれ、一見断片的なこの自伝の形式が、「哲学ではなくそのときそのときの印象を描いた」という彼の文学と深くつながっており、ここにハーディらしさがあることを分析した。

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  • Desperate Remediesについての一考察

    永松京子

    ヴィクトリア朝文学を読む会  ( 中央大学 )   2006年12月 

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    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    Desperate Remediesは評価が芳しくないが、登場人物たちによりジェンダーや階級の境界線が侵犯され混乱する点で、この作品はHardyの後の作品群の先駆と言える。もっと再評価されるべきであろう。

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  • Two on a Towerについて

    永松京子

    中央大学人文科学研究所研究会  ( 中央大学 )   1997年1月  中央大学人文科学研究所

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    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    芳しくない評価を受けるこの作品の再評価を試みた。階級差のある恋愛、夫婦間の不和、私生児の出産などのジェンダーやセクシュアリティの問題、法律やキリスト教の不寛容さの問題、天文学をはじめとする科学がこの作品に与える影響などを考察した。またこの作品にみられる皮肉とユーモアについて注目し、さらに唐突にみえる結末の意味についても検討した。

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  • The Well-Belovedにおける脱中心化

    永松京子

    日本英文学会第61回大会  ( 青山学院大学 )   1989年5月  日本英文学会

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    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    本作品において語り手は、主人公が一つの理想的な女性像を生きた女性たちの中に求めるあまり、the Well-Belovedという観念を世界の中心に据え現実の女をそれに従属させることを批判している。特に同じAviceという名を持つ三世代の女性たちをthe Well-Belovedの化身としてしか見ない主人公に対し、語り手は3人のAviceたちの差異を描いて彼の作った世界を脱中心化し、最終的にthe Well-Belovedの追及を諦めさせ、老いた自分自身と対峙させる。しかしその一方で、語り手の口調は幻想的であり、彼が主人公と同じ傾向を持っていることを示している。幻想に浸ることの魅力と危険を知っているために、彼が語るこの物語は19世紀的リアリズム小説にもファンタジーにもなりきらない独自のものになったと考えられる。

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  • A Pair of Blue Eyesにおける反復について

    永松京子

    日本ハーディ協会第30回大会  ( 日本大学 )   1987年10月  日本ハーディ協会

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    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    A Pair of Blue Eyesにおける反復を、J. Hillis MillerのFiction and Repetitionを念頭に置いて分析した。本作品に何度も現れる反復は同じことの繰り返しでありながら差異を伴っており、その差異にどのような意味があるかを考察した。また作者は自分のジェンダー観や世界観を表現するために反復を効果的に利用していることを明らかにした。

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  • The Woodlanders論

    永松京子

    日本ハーディ協会第25回大会  ( 明治学院大学 )   1982年11月  日本ハーディ協会

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    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    『森林地の人々』は強烈な個性を持った個人ではなく、複数の人物を主人公としており、最後にはそれぞれの人物にそれぞれの結末が与えられている。ジャイルズの悲劇的な死、チャーモンド夫人の殺人、マーティの悲嘆のモノローグ、グレイスと不誠実な夫フィッツピアーズのアンチクライマックス的な復縁などといった結末は、一つのジャンルにおさまりきらない。このような特徴を持つがゆえにこの作品は、悲劇とはいえ、『カスタブリッジの町長』や『テス』とは大いに異なり、独自性が強い小説であることを証明した。

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共同研究・競争的資金等の研究課題

  • ハーディの短編小説の研究

    2021年4月 - 2022年3月

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    資金種別:競争的資金

    配分額:1200000円

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  • トマス・ハーディの小説研究

    2001年4月 - 2002年3月

    中央大学  中央大学特別研究費 

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    資金種別:競争的資金

    配分額:1000000円

    この研究費により、トマス・ハーディ、ヴィクトリア朝の社会や文化に関する書籍を購入し、またBiritish Libraryでも資料をさがした。特にハーディの小説A Laodiceanを研究し、その成果は日本ハーディ協会会報に「PaulaのLaodiceanism」として発表した。

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  • トマス・ハーディ研究

    1995年4月 - 1996年3月

    中央大学  中央大学特殊研究助成費 

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    資金種別:競争的資金

    配分額:650000円

    この研究費によりトマス・ハーディ、ヴィクトリア朝の社会や文化に関する書籍を購入し、特にハーディの小説The Hand of Ethelbertaについて研究した。成果は日本ハーディ協会会報に「The Hand of Ethelbertaにおけるintentional improbability」として発表した。

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担当経験のある科目(授業)

  • 演習II

    機関名:中央大学大学院総合政策研究科

  • 演習I

    機関名:中央大学大学院総合政策研究科

  • ジェンダー/セクシュアリティ研究

    機関名:中央大学大学院総合政策研究科

  • 事例研究

    機関名:中央大学総合政策学部

  • 基礎演習

    機関名:中央大学総合政策学部

  • ジェンダーと文化

    機関名:中央大学総合政策学部

  • 資格英語強化

    機関名:中央大学総合政策学部

  • TOEIC講座

    機関名:中央大学総合政策学部

  • 英語

    機関名:中央大学総合政策学部

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委員歴

  • 2016年10月 - 2018年10月

    日本ハーディ協会   『ハーディ研究』(日本ハーディ協会会報)編集長  

  • 2018年10月 -  

    日本ハーディ協会   『ハーディ研究』(日本ハーディ協会会報)編集委員  

  • 2014年10月 - 2016年10月

    日本ハーディ協会   『ハーディ研究』(日本ハーディ協会会報)編集委員  

  • 2010年10月 - 2012年10月

    日本ハーディ協会   『ハーディ研究』(日本ハーディ協会会報)編集委員  

  • 2002年10月 - 2009年10月

    日本ハーディ協会   事務局長  

  • 1995年10月 -  

    日本ハーディ協会   役員  

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