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CHUJO Katsutoshi
 
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Profile
中條克俊(ちゅうじょう・かつとし) 1956年東京都新宿生まれ。新宿区立淀橋第七小学校、淀橋中学校(いずれも廃校)、都立新宿高校に学び、埼玉大学経済学部卒業後、1981年より埼玉県公立中学校社会科教員(朝霞二中、四中、一中、三中)となり2017年3月に定年退職。2017年4月より駿河台大学、さらに2018年4月より国士舘大学、立教大学の非常勤講師(教職課程)を務め、2021年4月より中央大学文学部特任教授となる。中学校教員時代から現在に至るまで、地域の掘り起こしに専念している。戦争と平和を研究テーマとして占領時代史の掘り起こし、聞き取り作業を進める中で、日本の片隅にあって「基地の街」と呼ばれた朝霞の占領時代とそれにつづく「戦後」の歴史を若い人たちにも伝えたいと強く願うようになった。単著に『中学生たちの風船爆弾』(1995年、さきたま出版会)、『君たちに伝えたい、朝霞そこは基地の街だった。』(2006年、梨の木舎)、『君たちに伝えたい②朝霞、キャンプ・ドレイク物語。』(2013年、梨の木舎)、『君たちに伝えたい③朝霞、校内暴力の嵐から生まれたボクらの平和学習。』(2017年、梨の木舎)などがある。現在も、地域の掘り起こし(淀橋町柏木)・教材づくり・教育実践(社会科教育、総合学習、平和学習)・教師教育に専念している。
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Degree

  • その他

Education

  • 1981.3
     

    Saitama University   graduated

  • 1975.3
     

    東京都立新宿高等学校   graduated

Research History

  • 2021.4 - Now

    Chuo University   文学部   特任教授

  • 2018.4 - 2021.3

    Rikkyo University   学校・社会教育講座   兼任講師

  • 2018.4 - 2021.3

    Kokushikan University   文学部   非常勤講師

  • 2017.4 - 2021.3

    Surugadai University   経済経営学部   非常勤講師

  • 2011.4 - 2017.3

    埼玉県朝霞市立第三中学校   社会科   教諭

  • 2002.4 - 2011.3

    埼玉県朝霞市立第一中学校   社会科   教諭

  • 1993.4 - 2002.3

    埼玉県朝霞市立第四中学校   社会科   教諭

  • 1981.4 - 1993.3

    埼玉県朝霞市立第二中学校   社会科   教諭

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Professional Memberships

  • 歴史教育者協議会

Research Interests

  • すべての学習は平和学習

  • 3年間を見通した総合学習

  • フィールドワーク

  • 主権者意識

  • 職人としての教師

  • 地域の掘り起こし

Research Areas

  • Humanities & Social Sciences / Education on school subjects and primary/secondary education  / Education on school subjects and activities

  • Humanities & Social Sciences / Area studies  / Area studies

  • Humanities & Social Sciences / Education

Papers

  • 新しい扉をひらく➀『君たちに伝えたい④ぼくが生まれた新宿、柏木団の人々と関東大震災。』 Invited Reviewed

    中條克俊

    『歴史地理教育』   ( 968 )   52 - 53   2024.4

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    Authorship:Corresponding author   Language:Japanese   Publishing type:Research paper (scientific journal)   Publisher:歴史教育者協議会  

    地域の掘り起こしとは、地域の歴史との対話であり、そのためにまず教員自らが問いを立てることを前提にしました。そして、子どもたちと一緒に学びを深めるという生きた学習をめざしてきました。
    退職したぼくは勤務地朝霞から故郷の新宿を調査・研究の場としました。新宿柏木(現新宿区北新宿・西新宿)に生まれ育ったぼくは、『わがまち かしわぎ』というミニコミ誌で大杉栄・伊藤野枝の自宅が柏木にあったことを偶然知りました。何となく調べていくうちに、大杉以外にも大逆事件の幸徳秋水と管野須賀子、福田英子、堺利彦、山川均、荒畑寒村と次々に柏木の住人の存在がわかってきました。いつのまにか、本腰を入れての「柏木団」(当時の官憲が要監視集団として名づけた)の調査になりました。わがまち柏木は、理想社会の実現を追い求めた人たちが集まり、初期社会主義運動発祥の地といってもよい歴史的な場所であったことがそのうちにわかってきました。関東大震災直後の大杉栄・伊藤野枝(栄妻)・橘宗一(栄甥6歳)の3人が甘粕正彦ら憲兵隊によって拉致、連行された場所がぼくの住んでいたところから目と鼻の先であったことを発見した時には、びっくり仰天しました。3人は憲兵隊司令部本部で暴行、虐殺、簀巻きにされた遺体は古井戸に投げ捨てられました。
    振り返るとぼくの地域の掘り起こしは、その道の専門研究者が見落としているところから始まりました。「隙間産業」ならぬ「隙間調査活動」です。みなさんも地域に入り込み、新たな発見の喜びを味わってみませんか。

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  • Peace Learning of Heiwa Ojisan( Uncle Peace) ―Exchange with Higashi Junior High School in HigashiMatsuyama City and Practical Teaching of Special Attack Team- Reviewed

    Katsutoshi Chujo

    KYOIKU-GAKU-RONSHU The Journal of Pedagogics   ( 66 )   85 - 125   2024.3

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    Language:Japanese   Publishing type:Research paper (scientific journal)  

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  • 働き方改革と働き方の自己改革を―生活者としての教員でありたい Invited Reviewed

    中條克俊

    『まなぶ』   通巻 ( 803 )   9 - 12   2023.6

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    Authorship:Corresponding author   Language:Japanese   Publisher:労働大学出版センター  

    働き方改革として、給特法のさらなる改正または廃止、「超勤4項目」以外の残業を認める、労使協定(36協定)の徹底など考えられますが、何といっても教員の仕事を減らすためには少人数学級の実現が望まれます。組合全体で、職場全体でこれらを要求しつつ、魅力的なゆとりある教育現場を実現していきたいです。同時に、「まずは、働き方の自己改革」をはじめてはいかがでしょうか。
    若いみなさんの憧れの教師像のひとつに「熱血教師」があります。しかし。私は「熱血教師には気をつけよ」とも伝えてあります。熱血教師のあまり体罰に走る、「子どものために」と自己を犠牲にした結果が健康被害という例はいくらでもあります。心のうちに秘めた熱血感を大切にしながらバランス感覚を持って、子どもたちとの教育活動、人間的な交流ができることが理想と考えています。
    時には想定外の出来事が起きるのが教育現場ですから、その時に勤務時間外だからと生徒対応を放棄することができないのは当然です。そのうえで,職場での人間関係上難しいかもしれませんが、勤務時間内の教育活動に徹したいものです。有効な働き方改革の実現を求めつつ、今こそ教員自らが働き方改革を進めるべきです。

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  • 「関東大震災直後に何が起きたか?」 Invited Reviewed

    中條克俊

    『歴史地理教育』   通巻 ( 955号 )   66 - 71   2023.6

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    Language:Japanese   Publisher:歴史教育者協議会  

    東大震災(1923年)直後の人災として、以下6つの社会的事件をあげることができる。
    (1)朝鮮人が軍隊、警察、自警団によって多数殺害された朝鮮人虐殺事件9月1日~
    (2)王(ワン)希天(シティエン)をはじめ多数の中国人が軍隊によって殺害された中国人虐殺事件9月2日~
    (3)朝鮮人虐殺を正当化するために捏造された金子文子・朴烈(パクヨル)事件9月3日
    (4)10人もの労働運動家・社会主義者が殺害された亀戸事件9月4日
    (5)香川県の行商人9人が朝鮮人と間違われて殺害された福田村事件9月6日
    (6)アナキスト大杉栄・伊藤野枝・橘宗一虐殺事件9月16日
    朝鮮人虐殺事件だけではなく、6つの事件をすべて取り上げることによってこそはじめて関東大震災直後に何が起きたかの全貌が見えてくる。そのために用意した授業テーマが「関東大震災・朝鮮人虐殺・もうひとつの大逆事件」だ(中学校2年歴史学習)。授業者のねらいは(1)負の歴史=失敗体験をみつめ共有したい、(2)なぜ朝鮮人が虐殺されたのかを生徒とともに考えたい、(3)地域(埼玉県)から朝鮮人虐殺事件を教材化したい、(4)金子文子は現代の私たちに何を伝えたかったかを生徒とともに考えたいの4点である。

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  • Peace Learning of Heiwa Ojisan( Uncle Peace) ―Exchange with Higashi Junior High School in HigashiMatsuyama City and Practical Teaching of Special Attack Team- Invited Reviewed

    Katsutoshi Chujo

    ( 第65集 )   73 - 108   2023.3

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    Language:Japanese  

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  • 「学校教育現場から見る日本の社会」 Invited Reviewed

    中條克俊

    『まなぶ増刊号』   ( 795 )   26 - 29   2022.11

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    Language:Japanese   Publishing type:Research paper (scientific journal)   Publisher:労働大学出版センター  

    1980年代初頭の校内暴力の嵐の学校教育現場から現在のアクティブ・ラーニングに至るまで、教育問題と関連付けて日本社会を眺望してある。

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  • Pandemic and university class practice (teaching profession course) ―How to support online classes (on-demand type / real-time type) ― Reviewed

    Katsutoshi Chujo

    KYOIKU-GAKU-RONSHU The Journal of Pedagogics   ( 64 )   251 - 292   2022.3

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    Language:Japanese   Publishing type:Research paper (bulletin of university, research institution)   Publisher:中央大学出版部  

    2020年1月、教育現場どころか日本全体そして世界全体の様相が一変する事態に見舞われた。新型コロナウィルス感染症(COVID-19)が全世界に蔓延したのである。その実態を「Ⅰパンデミック・新型コロナ感染状況拡大(2020年1月~2021年9月)と世相(はやり言葉)」として抽出してみた。続けてその影響下での「Ⅱパンデミック・新型コロナ感染状況拡大(2020年~2021年)中の大学授業実践大学授業実践」、「Ⅲオンライン授業の利点と欠点そして成績評価」について論じ、今後の方向性を「Ⅳこれからの大学教育実践に求められるもの」としてまとめてみた。

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  • 「混血児のお話」(下) Invited Reviewed

    中條克俊

    『歴史地理教育』   ( 935 )   68 - 73   2022.2

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    Language:Japanese   Publishing type:Research paper (scientific journal)   Publisher:歴史教育者協議会  

    (下)では、混血児に対するすさまじい差別の嵐が吹き荒れる敗戦直後の占領下日本から混血児として現代に生きる大学生の実態に迫った。日本社会の成員はバラエティーに富み、共生をめざすダイバーシティの在り方と自国中心主義でない国際理解教育をいかに進めるかが問われていると提起した。

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  • 「混血児のお話」(上) Invited Reviewed

    中條克俊

    『歴史地理教育』   ( 934 )   62 - 67   2022.1

     More details

    Language:Japanese   Publishing type:Research paper (scientific journal)   Publisher:歴史教育者協議会  

    いわゆる「混血児」の歴史を人類誕生から現在に至るまでを振り返り、混血児問題解決に向けての国がやらなければいけないこと、私たちにできることは何かを探った。(上)では、人類誕生から大日本帝国の「内鮮一体」の名のもとに勧められた「内鮮結婚」までをまとめた。

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  • 「教育における実践力とは何か」 Invited Reviewed

    CHUJO Katsutoshi

    『教職研究』第33号   ( 33 )   77 - 97   2019.12

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    Language:Japanese   Publishing type:Research paper (bulletin of university, research institution)   Publisher:立教大学教職課程  

    1980年代の校内暴力の嵐から筆者は大きく①力任せの指導をしない②子どもと向き合う③個を尊重する④競争原理に走らない⑤すべての学習は平和学習を学び、それらの教訓を今後の教育実践に活かしたいと努力した。さらに過去の教育実践に学び、実践を深めた。36年間の教育実践の中から9つを選び、それらを自己分析して、教育における実践力とは何かを論じた。荒れる子どもたちの生徒指導を通して筆者は多くを学び、その成果は教職を志望する学生たちに伝えたい。特別活動をはじめさまざまな場面で、目の前の子どもたちとどのように接したらよいかを示した。

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  • 「校内暴力の嵐から生まれたボクらの平和学習」(P168~P170) Invited Reviewed

    CHUJO Katsutoshi

    『教師教育研究』第9号   ( 9 )   168 - 170   2019.3

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    Language:Japanese   Publishing type:Research paper (bulletin of university, research institution)   Publisher:早稲田大学教師教育研究所発行  

    1970年代後半から80年代半ばにかけて全国に吹き荒れた校内暴力の嵐の当事者(中学校社会科教員)の立場から、その要因と非行克服過程の実践について発表した際の記録。ヒロシマ修学旅行から始まり、すべての学習は平和学習を教育信念として教育実践を積み上げてきた実践記録でもある。

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  • 「基地の街朝霞から見える日本と世界」 Invited Reviewed

    CHUJO Katsutoshi

    『歴史地理教育』1月号、 通巻874号   ( 874 )   72 - 77   2018.1

     More details

    Language:Japanese   Publishing type:Research paper (scientific journal)   Publisher:歴史教育者協議会  

    埼玉県朝霞市にはかつて米軍基地キャンプ・ドレイクが常駐しており、基地の街朝霞は朝鮮戦争、ベトナム戦争に翻弄され、ではさまざまな基地公害も発生した。基地の街朝霞から日本そして世界を見渡した論文。

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  • 「初歩から学び直すロシア革命―ロシア革命から100年過ぎて」 Invited Reviewed

    CHUJO Katsutoshi

    『まなぶ』1月号 通巻733号   ( 733 )   6 - 11   2018.1

     More details

    Language:Japanese   Publishing type:Research paper (scientific journal)   Publisher:労働大学出版センター  

    ロシア革命から100年の節目の年に当たって、ロシア革命とは何かそしてロシア革命の現代的意義は何かをわかりやすく論じた。

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  • アクティブラーニングをめぐる視座・座談会 Invited Reviewed

    本人含め

    『駿河台大学教職論集 特別増刊号』   ( 特別増刊号 )   15 - 25   2017.10

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    Language:Japanese   Publishing type:Research paper (bulletin of university, research institution)   Publisher:駿河台大学教職論集編集委員会  

    DOI: 10.15004/00001802

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  • 「平和おじさんと中学生―すべての学習は平和学習」 Invited Reviewed

    CHUJO Katsutoshi

    『歴史地理教育』6月号 通巻865号   ( 865 )   68 - 73   2017.6

     More details

    Language:Japanese   Publishing type:Research paper (scientific journal)   Publisher:歴史教育者協議会  

    2013年から2016年の3年間にわたっての総合学習について論じた。テーマは「平和・人権・平和主義」とし、1年時の米軍基地跡地めぐりをスタートとして3年時のヒロシマ修学旅行を総合学習=平和学習のゴールに位置付けた。「戦争と平和」を自分の問題として考える主体に変容し、主権者意識が芽生えてきたことは総合学習の成果といえる。

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  • 「戦争証言アーカイブスの活用と授業実践(ICT教育)―戦争体験の直接聞き取りとICT活用聞き取り―」 Invited Reviewed

    CHUJO Katsutoshi

    『中等社会科実践研究』第2号   ( 2 )   121 - 131   2017.3

     More details

    Language:Japanese   Publishing type:Research paper (bulletin of university, research institution)   Publisher:中等社会科実践研究会  

    戦争証言者は私たちに何を伝えたいのかを生徒達と一緒に教員も学ぶことができる授業つくりについて論じた。1980年代初頭は戦争体験の聞き取りは、両親からの話で十分伝わった。戦争体験の直接聞き取りが難しくなった現在、ICT活用聞き取りの重要性は高まっている。戦争体験継承によって、戦争はどんな理由があっても(「平和のため」であっても)やってはいけないという理性が次世代の若者たちの心に刻まれる。「アーカイブス」は戦争と平和について考えることのできる知的共有財産でもあり、優れた視聴覚教材であることを指摘した。

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  • 「映画『はだしのゲン』から原爆の図丸木美術館へ」 Invited Reviewed

    CHUJO Katsutoshi

    『歴史地理教育』3月増刊号 通巻862号   ( 862 )   50 - 55   2017.3

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    Language:Japanese   Publishing type:Research paper (scientific journal)   Publisher:歴史教育者協議会  

    素材を生かした戦争の授業の実践例。映画『はだしのゲン』を視聴することによって戦争のイメージを形作り、原爆の非人間性を学んだ子どもたちが原爆の図丸木美術館を訪れてさらに学びを深めていった実践を紹介している。

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  • 「社会科教育とアクティブ・ラーニング〜ICT活用授業・グループ討論授業の実践とその自己分析〜」 Invited Reviewed

    CHUJO Katsutoshi

    『駿河台大学教職論集 第2号(第一分冊)』   ( 2 )   1 - 20   2017.2

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    Language:Japanese   Publishing type:Research paper (bulletin of university, research institution)   Publisher:駿河台大学教職課程委員会)  

    現職の中学校社会科教員の立場から、アクティブ・ラーニングについて論じた。討論授業がなぜ浸透しないのかを振り返り、これからのアクティブ・ラーニングの授業づくりにあたって「目の前の生身の子どもとの関係性を大切にした授業づくりが根幹になければならない」と提起した。そのために、自らのグループ討論授業と視聴覚教材を用いた授業(ICT活用授業)を自己分析した。授業『日本列島の誕生-日本人はどこから』は最新の学説を生かしたアクティブ・ラーニングである。

    DOI: 10.15004/00001643

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  • 「子どもの目―知ることが交流の第一歩」 Invited Reviewed

    CHUJO Katsutoshi

    『歴史地理教育』通巻850号   ( 850 )   1   2016.6

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    Language:Japanese   Publishing type:Research paper (scientific journal)   Publisher:歴史教育者協議会  

    埼玉朝鮮初中級が校との交流記録。交流を通して、在日コリアンについての認識を深めることができた。「知ることが交流の第一歩」となることを体験を通して理解できた。

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  • 「NHK『戦争証言アーカイブス』に学ぶ」 Invited Reviewed

    CHUJO Katsutoshi

    『歴史地理教育』通巻838号   ( 838 )   4 - 9   2015.8

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    Language:Japanese   Publishing type:Research paper (scientific journal)   Publisher:歴史教育者協議会  

    戦争証言者は私たちに何を伝えたいのかを生徒達と一緒に教員も学ぶことができる授業つくりについて論じた。戦争体験継承によって、戦争はどんな理由があっても(「平和のため」であっても)やってはいけないという理性が次世代の若者たちの心に刻まれる。「アーカイブス」は戦争と平和について考えることのできる知的共有財産でもあり、優れた視聴覚教材であることを指摘した。

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  • 「新宿の今昔―新宿裏町人生探訪」 Invited Reviewed

    CHUJO Katsutoshi

    『歴史地理教育』通巻833号   ( 833 )   71 - 79   2015.7

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    Language:Japanese   Publishing type:Research paper (scientific journal)   Publisher:歴史教育者協議会  

    新宿区は人口約32万人の1割強が外国人という内なる国際化が進む社会。裏通りに隠微な連れ込み宿の並んでいた大久保界隈は、韓流ブームに乗りコリアタウンさらに中東、東南アジア、アフリカ出身者の住む多文化共生社会へと生まれ変わった。その一方、ここ数年の大久保通りでのヘイトスピーチは社会問題化している。わたしのふるさと新宿は雑多な社会であり、そこには社会の表の顔(明)ばかりでなく人情の機微に触れる裏の顔(暗)があることを論じた。

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  • 「あなたは日本軍『慰安婦』を知っていますか」 Invited Reviewed

    CHUJO Katsutoshi

    『歴史地理教育』通巻819号   ( 819 )   62 - 67   2014.5

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    Language:Japanese   Publishing type:Research paper (scientific journal)   Publisher:歴史教育者協議会  

    日本軍「慰安婦」に関する質的にレベルの高い学術研究が報告されている一方で、多くの社会科教育現場ではその研究成果は生かされていない。過去5回の日本軍「慰安婦」に関する授業をふり返り、河野談話「歴史の真実を回避することなく、むしろこれを歴史の教訓として直視していきたい」、歴代総理大臣の手紙「過去の歴史を直視」とは何を意味するのかを子どもたちと共に考えた授業実践記録である。

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  • What happened immediately after the Kanto Earthquake? Lesson" Kanto Earthquake, Korean Massacre and Another High Treason Incident" Invited Reviewed

    CHUJO Katsutoshi

    『教師教育研究』第4号   ( 4 )   17 - 34   2013.6

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    Language:Japanese   Publishing type:Research paper (bulletin of university, research institution)   Publisher:早稲田大学教師教育研究所  

    授業内容(中学二年、2009年実施)の中心は、1923(大正12)年の関東大震災直後の朝鮮人虐殺と「もう一つの大逆事件」といわれている金子文子・朴烈事件である。「朝鮮人が放火している、井戸に毒を入れている」という流言の出所はどこであったのか、そして民衆はなぜその流言を信じ虐殺に走ってしまったのか。生徒たちは悩みながらも自分の意見を形成していく。教員は「正解」は持ちあわせていない。切実な問題を授業テーマにした場合、授業者もそのことをみんなと一緒に考えなければならない。授業者は出された意見を整理しながら授業を進めた。

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  • 「アラブ世界のくらしと文化―君はベドウィンを知っているか」 Invited Reviewed

    CHUJO Katsutoshi

    『歴史地理教育』通巻790号   ( 790 )   30 - 35   2012.6

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    Language:Japanese   Publishing type:Research paper (scientific journal)   Publisher:歴史教育者協議会  

    「アラブの春」(2011年)を現段階(2012年)で総括、評価することはできない状況である。中東・アラブを学習するにあたって、以下の点に留意して学習を進めたことの授業実践記録(中学2年生対象)。
    (1) アラブの地理的位置を理解し、シリアに注目
    する。(2)シリアに住むアラブの祖であるベドウィンのくらしと文化を理解する。(3)アラブ社会と日本社会の違いを認め、豊かさとは何か考える。

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  • 「こうする!中学地理学習 世界の諸地域-アフリカ」P25~P30 Invited Reviewed

    CHUJO Katsutoshi

    『歴史地理教育』通巻787号、3月増刊号   ( 787 )   25 - 30   2012.3

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    Language:Japanese   Publishing type:Research paper (scientific journal)   Publisher:歴史教育者協議会  

    今も昔も大方の日本人のアフリカ認識は「野生動物が多く自然が豊か」であると同時に「貧しくてかわいそう」であろう。「アフリカの脆弱な経済基盤」を形作っているのは先進各国の第一次産品の加工・販売の重要部分を握っているグローバル・アグリ・ビジネスなどの巨大企業である。アフリカの貧困は先進国が作り出した問題でもあるという視点が欠落していると結局のところ「アフリカの貧困はアフリカ諸国の政策が悪いから」ということになりかねない。先進国にとって都合のよいしくみであるプランテーション、モノカルチャーが、サブサハラ・アフリカ(サハラ砂漠以南の最貧国)にどのような影響を与えているかを子どもたちと一緒に考えた授業実践記録。

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  • 「金子文子『わたしはわたし自身を生きる-文子は、君たちに何を伝えたかったのか」 Invited Reviewed

    『歴史地理教育』通巻777号   ( 777 )   72 - 76   2011.7

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    Language:Japanese   Publishing type:Research paper (scientific journal)   Publisher:歴史教育者協議会  

    「もうひとつの大逆事件―金子文子・朴烈事件の教材化」を受けて、実際の授業実践記録である。金子文子は現代に生きる私たちに何を伝えたかったのかを考えさせた。教員は「正解」を持ち合わせていない、教員も生徒と一緒に考え、時には意見を整理しながらの実践であった。現在も続く朝鮮人差別をなくすにはどうしたらよいかという現実的課題について意見交換することができた。

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  • 「もうひとつの大逆事件―金子文子・朴烈事件の教材化」 Reviewed

    CHUJO Katsutoshi

    『歴史地理教育』通巻754号   ( 754 )   58 - 63   2010.1

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    Language:Japanese   Publishing type:Research paper (scientific journal)   Publisher:歴史教育者協議会  

    1923(大正12)年の関東大震災直後の朝鮮人虐殺と「もう一つの大逆事件」といわれている金子文子・朴烈事件をどのように教材化したらよいかの一例について論じた。金子文子は現代に生きる私たちに何を伝えたかったのかを考えさせる授業づくりをめざした。

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  • It’s time to study about peace now.-Peace message from local. Invited Reviewed

    CHUJO Katsutoshi

    『教師教育研究』第1号   ( 1 )   41 - 59   2009.3

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    Language:Japanese   Publishing type:Research paper (bulletin of university, research institution)   Publisher:早稲田大学教師教育研究所  

    平和学習の原点ヒロシマに立ち戻る必要性を強く感じ、今こそ平和学習を体系的にできないかと考えた。そこで「総合的な学習の時間」の3か年計画(2008年~2010年)を作成し、学年教員集団でその実践に取り組むことにした。3か年通してのテーマは「平和・人権・民主主義」である。わたしたち教員も子どもたちと一緒に学ぼうという姿勢をもって平和学習のプログラムを作成した。事前学習・現地学習・事後学習の教育活動について論じることができた。

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  • 「中学生と私の教育実践(1)-新聞報道に見る実践録」 Invited Reviewed

    CHUJO Katsutoshi

    2008.9

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    Language:Japanese   Publishing type:Research paper (conference, symposium, etc.)  

    新聞報道で紹介された自らの教育実践の足跡をたどった。1992年から現在に至るまで新聞各社の取材に基づいて紹介された記事は一つの実践記録となっている。新聞は教育をどのように報道するか、そして報道された実践はどのように理解されるかをふり返った。新聞に紹介されたことにより、多くの情報を手に入れることもできた。それによって、授業が深まったことは数知れない。その時、その時の世相も反映され、新聞の活用は何も記事を読むことだけではなく、教育実践が記事になることも実践の幅をひろげることになることを論じた。

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  • 「ある中学教員の一日(日本)」 Invited Reviewed

    CHUJO Katsutoshi

    『教育と文化』第52号   ( 52 )   37 - 43   2008.7

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    Language:Japanese   Publishing type:Research paper (scientific journal)   Publisher:アドバンテージサーバー  

    現場の多忙化について体験に基づいて論じた。今優先すべき施策は、三十人以下学級の実現と教職員定数の大幅増によって現状の多忙化を解消していくことである。そして、学校現場の教職員を管理や評価で締め付けるのではなく、地域と連携しての教育活動ができる環境を整備して教職員一人ひとりの主体的な教育研究活動、研修を保障・充実させていくことにあることを論じた。

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  • 「見て・聞いて・歩いて朝霞フィールドワーク」(P38~P41) Invited Reviewed

    CHUJO Katsutoshi

    『朝霞市博物館活用授業実践事例集Ⅳ』   ( 4 )   38 - 41   2008.3

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    Language:Japanese   Publishing type:Research paper (conference, symposium, etc.)   Publisher:朝霞市博物館  

    地域学習の本質は「見て・聞いて・歩いて」の体験学習にある。20坪という限られた教室空間だけの学習では、地域の息吹を感じ取ることはむずかしいであろう。学年8クラス、約300人が各見学コースに分かれて、地元の方からのお話をうかがい、朝霞市博物館学芸員のお話をうかがう。子どもたちにとって、地域の歴史に触れ、地域のありがたさが見えてくる活動である。地域の方々、博物館学芸員そして学年教員集団のチームワークがあっての実践であることを論じた。

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  • 「こういうときだからこそ主権者教育を」 Invited Reviewed

    CHUJO Katsutoshi

    『人権と教育』第47号   ( 47 )   33 - 37   2007.11

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    Language:Japanese   Publishing type:Research paper (scientific journal)   Publisher:社会評論社  

    主権者教育とは何かについて論じた。子どもの発達段階(子ども理解)に見合って、「何のために」(教育目標)、「何で」(教材)、「何を」(教育内容)、「どのように」(教育方法)して授業(教育実践)をつくりあげていくか、まずは授業者が自己確認をするところからはじまる。そして、切実な教育内容を子どもたちに投げかけ物事の真理に迫っていく。切実な問題をわかりやすく提示すると、主権者である中学生は国の問題を自分に引きつけて自分の問題として捉え、国のあり方に対する自分なりの意見を形成していくことを実践を通して論じた。

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  • 「中学生と朝鮮・韓国学習」 Invited Reviewed

    CHUJO Katsutoshi

    『歴史地理教育』通巻688号、   ( 688 )   60 - 66   2005.8

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    Language:Japanese   Publishing type:Research paper (scientific journal)   Publisher:歴史教育者協議会  

    「近くて遠い国」と言われた韓国・朝鮮学習について論じた。中学生の朝鮮・韓国認識がマスコミ等によって形成されていることが多い。まずは「知ること」からスタートして、ゆたかな朝鮮・韓国認識をはぐくむことをねらいにした授業実践記録。

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  • 「クリエイティブな授業をめざして」 Invited Reviewed

    CHUJO Katsutoshi

    『歴史地理教育』通巻688号、   ( 688 )   60 - 66   2005.8

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    Language:Japanese   Publishing type:Research paper (scientific journal)   Publisher:歴史教育者協議会  

    現場社会科教員としての授業づくりを論じた。大きく次の三つの内容―1、社会科教師として「私の教師論」2、教師の土台づくり3、具体的な授業実践例について言及した。授業つくりのコツとして以下の15点をあげて解説した。①クイズ形式の三択質問、②プリント教材③実物教材④新聞の活用⑤「20坪からの発信」⑥ゲスト・ティーチャーとの共同学習、⑦博物館・学校連携授業、⑧訪問学習⑨体験学習⑩社会科授業から自治的諸活動⑪調べ学習⑫討論学習⑬授業びらき⑭人のくらしと社会のしくみ⑮暗記科目でもあるし応用科目でもある授業。

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  • 「アフリカをどう教えるか」 Invited Reviewed

    CHUJO Katsutoshi

    『歴史地理教育』通巻658号   ( 658 )   16 - 23   2003.9

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    Language:Japanese   Publishing type:Research paper (scientific journal)   Publisher:歴史教育者協議会  

    エチオピアとの交流の実践を生かして、アフリカの人とくらしを学ぶ実践。アフリカをどのように扱うかは地理学習の大きな課題のひとつであろう。アフリカをひとつの国だと勘違いしている子どもたちがいる中で、アフリカ認識をどう育てるかを論じた。

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  • 「岩手県の授業-わしの祖先はアカベコ。何だとおモゥ-?」 Invited Reviewed

    CHUJO Katsutoshi

    『歴史地理教育』通巻651号   ( 651 )   50 - 53   2003.3

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    Language:Japanese   Publishing type:Research paper (scientific journal)   Publisher:歴史教育者協議会  

    日本地理の東北地方「岩手県」の学習の実践報告である。岩手県山形村はかつては炭焼きがさかんであったが、エネルギー源が石油に変わるにつれ、短角和牛の畜産が村の重要な生業になっていった。実はこの短角和牛は、張りぼての玩具にもなっているアカベコであることがわかった。山形村の役場と手紙のやりとりをする中で、短角和牛の牛肉が勤務校に送られて来ることになった。早速、バーベキューと焼き芋大会を学年で開くことにした。地理学習から総合学習につながった実践である。食育の学習にもつながる実践でもあった。

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  • 「『アフリカ学習』からエチオピアとの交流へ」 Invited Reviewed

    CHUJO Katsutoshi

    『歴史地理教育』通巻577号   ( 577 )   22 - 29   1998.4

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    Language:Japanese   Publishing type:Research paper (scientific journal)  

    世界地理の「アフリカ学習」の授業実践の紹介。
    アトランタオリンピックの女子マラソンで優勝したファトマ・ロバ選手の活躍を導入にして、ロバ選手のふるさとエチオピアに注目した。多民族国家であるエチオピアにとって国技がマラソンであることは意味がある。マラソン優勝によって、民族を超えて一体化することができるからだ。そのことから、ロバ選手が「国のために走るとは、どういう意味?」と投げかけることを考えた。また最貧国の一つであるエチオピアのことを知った子どもたちは、生徒会主催の募金活動をはじめることになった。さらにエチオピア大使館の参事官に来校していただき、その募金を手渡すことが出来た。一つの授業から自治的諸活動にまで広がりを見せることが出来た実践。総合学習の先行的実践ということで高く評価された。

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  • 「りんご泣いて」 Invited Reviewed

    CHUJO Katsutoshi

    『歴史地理教育』通巻516号、3月増刊号、   ( 516 )   76 - 83   1994.3

     More details

    Language:Japanese   Publishing type:Research paper (scientific journal)   Publisher:歴史教育者協議会  

    平成3年の大型台風によって、青森県のりんご農家は大打撃を受けた。それでなくとも出稼ぎ農家の多い青森県にとって、りんご全滅は死活問題となった。リンゴ栽培を断念して離農する農家が出てきた。ビデオ教材「りんご泣いて」(「ドキュメント92」)を通して、深刻なリンゴ農家の実態を確認した上で、「あなただったらどうする?」と投げかけたところから始まった日本地理東北地方の学習の授業実践記録。リンゴ栽培農家の人々の暮らしから考えた実践であり、子どもたちとのやりとりが認識を深めることを実証した論文。

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  • 「航空写真から見る朝霞」 Invited Reviewed

    CHUJO Katsutoshi

    『朝霞市博物館活用授業実践事例集Ⅲ』   ( 3 )   20 - 22   1994.1

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    Language:Japanese   Publishing type:Research paper (conference, symposium, etc.)   Publisher:朝霞市博物館  

    朝霞市博物館所蔵の大型航空写真を活用して、地域学習をすすめた実践記録。田園地帯からベッドタウンへの移り変わりがよくわかる写真教材は効果的である。

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  • 「琵琶湖の水のお味は?」 Invited Reviewed

    CHUJO Katsutoshi

    『歴史地理教育』通巻503号   ( 503 )   92 - 93   1993.5

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    Language:Japanese   Publishing type:Research paper (scientific journal)   Publisher:歴史教育者協議会  

    関西地方の水甕である琵琶湖に注目した日本地理の授業実践の紹介。琵琶湖の水がなぜかび臭いのかを切り口に飲料水とわき水との違いなどを学習した。また水が商品となることしかも牛乳より高いことについて学習した実践でもある。「水と安全はただで手に入る」と考えていた常識がいまや崩れ去ったわけで、その事実を確認する場でもあった。

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  • 「君はコロンという人物を知っているか?」 Invited Reviewed

    中條克俊

    CHUJO Katsutoshi   ( 469 )   90 - 91   1991.3

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    Language:Japanese   Publishing type:Research paper (scientific journal)   Publisher:歴史教育者協議会  

    「コロンブスはアメリカ大陸を発見した」は本当かと子どもたちに投げかけて、歴史学習の「新大陸までの航路発見」の学習をおこなった。イタリアでは、コロンと呼ばれていることも紹介した。当時のヨーロッパ社会では、アメリカ大陸が存在しなかったわけで、単純に西の方向に進めば黄金の国ジパングに到達すると考えていたことをみんなで確認した。また新大陸からヨーロッパ、アジアと伝播した農作物を学習し、その中のひとつ「煙草」の歴史についても学習した実践を論じた。

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  • 「バナナ一本いまいくら?」 Invited Reviewed

    CHUJO Katsutoshi

    『歴史地理教育』通巻456号   ( 456 )   56 - 57   1990.4

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    Language:Japanese   Publishing type:Research paper (scientific journal)   Publisher:歴史教育者協議会  

    地理のアジア学習のうち東南アジアの人々のくらしについての実践紹介。「日本人はバナナだ」と言われたことを切り口に、バナナ栽培の現状の課題について学習した実践。またバナナのたたき売りから台湾バナナの歴史にまで言及した。当時は高級果物の代表格であったバナナが現在はお手頃の商品となっているのはなぜかについても学習したことを論じた。

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Books

  • 『君たちに伝えたい④、ぼくが生まれた新宿、柏木団の人々と関東大震災。』 Reviewed

    中條, 克俊

    梨の木舎  2023.8  ( ISBN:9784816623066

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    Total pages:268p   Language:Japanese  

    新宿柏木に生まれ育ったぼくは、『わがまち かしわぎ』というミニコミ誌で大杉栄・伊藤野枝の自宅が柏木にあったことを偶然知りました。何となく調べていくうちに、大杉以外にも山川均、堺利彦、福田英子、幸徳秋水、管野須賀子と、次々に柏木の住人の存在がわかってきました。いつのまにか、本腰を入れての「柏木団」調査になりました。わがまち柏木が、理想社会の実現を追い求めた人たちが集まり、初期社会主義運動発祥の地といってもよい歴史的な場所であったことがそのうちにわかってきました。関東大震災直後の大杉栄・伊藤野枝・橘宗一の3人が甘粕正彦ら憲兵隊によって拉致、連行された場所がぼくの住んでいたところから目と鼻の先であったことがわかった時には、びっくり仰天しました。そこで、関東大震災直後の朝鮮人虐殺事件をはじめとした中国人虐殺、社会主義者虐殺、日本人虐殺を改めて調査、探究することになりました。

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  • 『明日の授業に使える中学校社会科』 Reviewed

    岩田彦太郎ほか( Role: Joint author共著)

    大月書店  2022.3 

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    Total pages:238頁   Responsible for pages:p90-91,p154-155,p189-190,p201-202   Language:Japanese   Book type:Textbook, survey, introduction

    「大航海時代」「国策としての「征韓論」と朝鮮人差別―琉球処分・台湾出兵、そして「征韓論」の行きつく先は」、「関東大震災直後に何が起きたか―朝鮮人虐殺事件と朴烈・金子文子事件」、「日本は植民地朝鮮に何をした?皇民化政策・強制連行・日本軍「慰安婦」」

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  • 『多文化共生社会に生きる―グローバル時代の多様性・人権・教育―』 Reviewed

    ( Role: Joint author共著)

    明石書店  2019 

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    Language:Japanese   Book type:Scholarly book

    〈分担執筆〉 「基地の街・朝霞から見えてくる日本と世界」〈P239~P243〉 敗戦直後、朝霞に占領軍基地キャンプ・ドレイクが設置されるや基地の街朝霞が生まれた。そこはアメリカの極東アジア戦略の拠点となり、日米一体化したインテリジェンス(諜報活動)の最先端情報基地となった。基地の街朝霞の歴史を掘り起こすことは、占領下基地問題から現在の日本の平和主義と沖縄の基地問題について子どもたちと共に考える授業につながる。

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  • 『君たちに伝えたい③、校内暴力の嵐から生まれたボクらの平和学習。』 Reviewed

    中條克俊( Role: Sole author単著)

    梨の木舎  2017.10 

     More details

    Total pages:189頁   Language:Japanese   Book type:Scholarly book

    1980年代に日本全国に吹き荒れた校内暴力の嵐の実態とその背景について記し、最悪の非行である戦争を学ぶことによって非行克服をめざした平和学習の大枠を述べた。その平和学習の内容は、基地の街朝霞でのフィールドワークに始まり埼玉県内、東京都内そしてヒロシマの平和フィールドワークにつなげた。社会科教育(地理・歴史・公民)と特別活動(ヒロシマ修学旅行、学級活動、生徒会活動)そして3年間を見通した総合的な学習の時間「平和・人権・民主主義」(平和学習)の実践について記した。保護者、地域住民、生徒、教員によって非行を克服し見事に再建した学校の歴史は一つの教育運動史である。(189頁)

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  • 『グローバル社会と人権問題―人権保障と共生社会の構築に向けて』 Reviewed

    本人ほか( Role: Joint author共著)

    明石書店  2014 

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    Language:Japanese   Book type:Scholarly book

    〈分担執筆〉 「歴史を記録し伝える―中学生と風船爆弾」〈P232~P238〉 子どもたちは学校の教員や地域住民と一緒に共に学んでいくことによって、地域の問題と主体的にかかわっていく一歩を踏み出すことについて論じた。風船爆弾調査で、地域との結びつきが深まり、その後も交流が続いている教育実践のまとめである。中学生が地域の歴史を掘り起こした記録でもある。子ども・教員・地域住民が協働・協調・連帯して教育活動を展開していくことが今後望まれよう。

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  • 『君たちに伝えたい②、キャンプ・ドレイク物語。』 Reviewed

    中條克俊( Role: Sole author単著)

    梨の木舎  2013.7 

     More details

    Total pages:192頁   Language:Japanese   Book type:Scholarly book

    2012年、基地跡地の一角に「朝霞の森」(公募による命名)がオープンした。朝霞は進駐軍ジャズ発祥の地のひとつで、アメリカ軍隊と一緒に平和を象徴するジャズも朝霞に進駐してきた。地域の掘りおこしは地域おこし。地域住民と朝霞市が共同・協同して完成させた「朝霞の森」の取り組みがそのことを教えてくれた。本書が地域から戦争と平和を考える一助になればと思っている。「朝霞の森」は特別活動の一環として「森の教室」となっている。

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  • 『明日の授業に使える中学校社会科歴史』 Reviewed

    本人ほか( Role: Joint author共著)

    大月書店  2013 

     More details

    Language:Japanese   Book type:Scholarly book

    〈分担執筆〉 ①「コロンという人物を知っていますか?大航海時代~コロンブス、バスコ・ダ・ガマ、マゼラン」 (P84~85P) ②「国策としての『征韓論』と朝鮮人差別 琉球処分・台湾出兵、そして『征韓論』の行きつく先は」 (P148~P149) ③「侵略に立ち向かうアジアの民族運動 三・一独立運動、五・四運動、インド独立運動」(P176~P177) ④「関東大震災直後に何が起きたか?朝鮮人虐殺」(P184~P185) ⑤「日本は植民地朝鮮に何をしたか?皇民化政策、強制連行、日本軍『慰安婦』」(P196~P197) ⑥「二つの世界の対立と核兵器開発戦争 冷戦と熱戦、そして第五福竜丸事件」(P212~P213) デジタル資料、ワークシートを作成し、現在の教育現場のさまざまな状況に対応できる内容になるよう工夫した。

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  • 『明日の授業に使える中学校社会科地理』 Reviewed

    本人ほか( Role: Joint author共著)

    大月書店  2013 

     More details

    Language:Japanese   Book type:Scholarly book

    〈分担執筆〉 「世界の民族と宗教」(P20~P21) デジタル資料、ワークシートを作成し、現在の教育現場のさまざまな状況に対応できる内容になるよう工夫した。 「世界の民族と宗教」学習をどう教えるかについての一例を示した。

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  • 『ゆれる境界・国家・地域にどうむき向きあうか』 Reviewed

    本人ほか( Role: Joint author共著)

    梨の木舎  2009 

     More details

    Language:Japanese   Book type:Scholarly book

    〈分担執筆〉 「基地の街・朝霞から見える日本・世界」〈P320~P339〉 歴史学と歴史教育の協働の方向性を提示した実践を紹介した。本論文では、地域学習を担当。子どもたちの日常の生活世界から、地域や日本の歴史、日本と世界との歴史的関係を考察し、現実の諸課題を考察した。特別活動、総合学習の教育実践のまとめでもある。

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  • 『ちゃんと学ぼう 憲法1』 Reviewed

    本人ほか( Role: Joint author共著)

    青木書店  2008 

     More details

    Language:Japanese   Book type:Scholarly book

    〈分担執筆〉 ①「政府が憲法違反を押しつけてきたとき抵抗できるのですか」 (P14~P15) ②「自衛隊基地の街と平和主義」 (P41) 憲法学習についての実践の紹介と用語「抵抗権」について解説した。抵抗権と平和主義についての学習を進めるにあたっての教材となるように作成した。

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  • 『目で見る朝霞・志木・新座・和光の100年』 Reviewed

    本人ほか( Role: Joint author共著)

    郷土出版  2007.7 

     More details

    Language:Japanese   Book type:Image

    〈分担執筆〉 「米軍基地」(P88~P93)「朝霞駐屯地」(P94~P95)

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  • 『学校史で学ぶ日本近現代史』 Reviewed

    ( Role: Joint author共著)

    教育史料出版会  2007 

     More details

    Language:Japanese   Book type:Scholarly book

    〈分担執筆〉 「音楽室のピアノに秘められた占領時代史」(P189~P192) 地域の中学校に寄贈された一台のピアノが実は戦後のヒット歌手からのものであったことを解き明かした読み物教材。地域の占領時代の様子を知ることができる。また、ヒット歌手の歌詞『星の流れに』から当時の世相を理解できる。

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  • 『石碑と銅像で読む近代日本の戦争』 Reviewed

    ( Role: Joint author共著)

    高文研  2007 

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    Language:Japanese   Book type:Scholarly book

    〈分担執筆〉 「風船爆弾放流地跡『忘れじ平和の碑』」(P62) 風船爆弾の本部があった茨城県の五浦を写真付きで紹介・解説した。このページ一枚から風船爆弾のことがわかる教材となっている。

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  • 『君たちに伝えたい、朝霞そこは基地の街だった。』 Reviewed

    中條克俊( Role: Sole author単著)

    梨の木舎  2006.8 

     More details

    Total pages:195頁   Responsible for pages:単著   Language:Japanese   Book type:Scholarly book

    日本の片隅にあって「基地の街」と呼ばれた朝霞の占領時代とそれにつづく「戦後」の歴史の一つひとつに、日本と世界をそして今の時代を考えさせるヒントが散りばめられていたことがわかってきた。基地問題やそれに付随する風紀の乱れ、基地公害などの社会問題が次から次へとおこりながらも、朝霞の地域住民はそれらを乗り越えていった事実を若い人たちにも伝えたいとまとめた。筆者はその成果を総合学習、特別活動に活かしてきた。

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  • 『いのちと平和を学ぶ今日は何の日366日』 Reviewed

    ( Role: Joint author共著)

    地歴者  2005 

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    Language:Japanese   Book type:Dictionary, encyclopedia

    〈分担執筆〉 「日本劇場が再開される」 (P202) 戦時中、風船爆弾の製造工場となった日本劇場を紹介し、戦後に劇場として再開するまでを語る。わかりやすい読み物教材として活用できる。高見順『敗戦日記』(2005年中公文庫)の11月22日付日記文を教材化した。

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  • 『わかってたのしい中学社会科地理の授業』 Reviewed

    本人ほか( Role: Joint author共著)

    大月書店  2002.11 

     More details

    Responsible for pages:p.12~p.16、p.48~p.55、p.100~p.108   Language:Japanese   Book type:Scholarly book

    「世界の人々」(p.12~p.16) 「アフリカとオセアニアの国々」(p.48~p.55) 「アフリカ」(p.100~p.108) 地理学習「人種と民族」、「アフリカ」学習の指導上のポイントを提示した。勤務校とエチオピアとの交流の実践を紹介した。エチオピア大使館のアディス参事官が勤務校を訪問し、エチオピアの現実を全校生徒で学んだ全校挙げての教育活動について論じた。

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  • 『わかってたのしい中学社会科歴史の授業』 Reviewed

    本人ほか( Role: Joint author共著)

    大月書店  2002.4 

     More details

    Language:Japanese   Book type:Scholarly book

    「東南アジア・南洋群島の日本軍」(p.255~p.258) 「皇民化政策と強制連行」 (p.259~p.262) 「戦争のもとでの国民生活」 (p.259~p.262) 歴史学習「戦時下の生活」の授業に関する指導上のポイントならびに導入・展開・まとめを具体的に提示した。また、プリント教材を紹介した。

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  • 『データが語る日本の歴史』 Reviewed

    ( Role: Joint author共著)

    ほるぷ出版  1997 

     More details

    Language:Japanese   Book type:Dictionary, encyclopedia

    〈分担執筆〉 「風船爆弾は何個飛ばされたか」 1944年11月から1945年3月末までに風船爆弾がどのくらい飛ばされたかを歴史的背景と共に記述した。戦争学習・地域学習の際に補助教材となる。

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  • 『中学生たちの風船爆弾』 Reviewed

    中條克俊( Role: Sole author単著)

    さきたま出版会  1995.8 

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    Total pages:243頁   Language:Japanese   Book type:Scholarly book

    中学生とともにおこなった総合学習、特別活動の実践記録であり、風船爆弾に関する研究書である。 風船爆弾=「ふ」号兵器は、アジア太平洋戦争末期にアメリカ本土攻撃をめざしてつくられた秘密兵器であり、決戦兵器であった。気球紙として小川町の和紙が試作段階から用いられていたことから、小川町のフィールドワークと地元朝霞での気球紙の紙貼り作業について中学生と一緒に聞き取り作業をおこない、まとめたものである。社会科の地域教材として活用されている。

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  • 『幻ではなかった本土決戦』 Reviewed

    ( Role: Joint author共著)

    高文研  1995 

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    Responsible for pages:P205~P222   Language:Japanese   Book type:Scholarly book

    分担執筆 「秘密兵器・風船爆弾」

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MISC

  • 「平和をつくる力」 Invited Reviewed

    CHUJO Katsutoshi

    『8.15』№564   ( 564 )   2016.11

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    Language:Japanese   Publishing type:Lecture material (seminar, tutorial, course, lecture, etc.)   Publisher:日中友好『8.15』の会  

    2013年から2015年にかけての平和学習の実践記録。とりわけ平和学習のゴールと位置付けたヒロシマ修学旅行について、子どもたちの声をまじえながらまとめてある。

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  • 講演テーマ「ふるさと朝霞物語。」 Invited Reviewed

    CHUJO Katsutoshi

    『朝霞市コミュニティ協議会講演会』(主催 朝霞市コミュニティ協議会)   2016.1

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    Language:Japanese   Publishing type:Lecture material (seminar, tutorial, course, lecture, etc.)  

    朝霞市コミュニティ協議会に加盟している団体(朝霞市ロータリークラブ、朝霞市PTA連合会、朝霞市子ども会連合会、朝霞市自治会連合会、朝霞市商工会等31団体所属)の皆さんを対象に「ふるさと朝霞物語」をテーマに地域の歴史と素晴らしさそして基地の街朝霞から見えるものを講演した。地域連携のとりくみとして、依頼を積極的に引き受けた。

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  • 講義テーマ「君たちに伝えたい、朝霞物語」 Invited Reviewed

    CHUJO Katsutoshi

    『子ども大学あさか』 (主催 東洋大学・朝霞青年会議所・朝霞市教委)   2015.11

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    Language:Japanese   Publishing type:Lecture material (seminar, tutorial, course, lecture, etc.)  

    子ども大学あさかの講師として「地域を知り郷土を愛する心を育てる『ふるさと学』」を担当。旧石器時代から現代にいたるまでの郷土の歴史をわかりやすく解説した。小学四~六年の小学生を対象にクイズあり、画像あり、作業ありの授業をおこなった。地域連携のとりくみとして、依頼を積極的に引き受けた。

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  • 『NHK戦争証言アーカイブス教育活用』 Invited Reviewed

    CHUJO Katsutoshi

    『NHKデジタルアーカイブス教育活用ガイド2013』   25 - 26   2013

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    Language:Japanese   Publishing type:Article, review, commentary, editorial, etc. (other)   Publisher:NHK知財展開センター  

    『戦争証言アーカイブス』を使って行われた授業動画の活用ガイド。「授業のねらい」「ウェブサイトの使い方」「指導案」「活用アイデア」のコンテンツについてまとめた。

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  • ウェブサイト『NHK戦争証言アーカイブス』の動画「教育活用」 Invited Reviewed

    CHUJO Katsutoshi

    2013

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    Language:Japanese   Publishing type:Article, review, commentary, editorial, etc. (other)   Publisher:NHK  

    ウェブサイト内「教育活用」のページでは、社会科の授業や平和学習などで活用してもらうことを目的として動画などのコンテンツを集められてある。『NHK戦争証言アーカイブス』の使い方のひとつの例として、朝霞第一中学校勤務時の私の授業実践が動画で公開されている。

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  • 「知ることが交流の第一歩-在日コリアンの人々との共生に向けて-」 Invited Reviewed

    CHUJO Katsutoshi

    平成22年度『人権教育指導資料』第9集   ( 9 )   13 - 16   2010

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    Language:Japanese   Publishing type:Lecture material (seminar, tutorial, course, lecture, etc.)   Publisher:北足立南部地区人権教育推進協議会  

    1923(大正12)年の関東大震災直後の朝鮮人虐殺事件の教材化と授業実践ならびに埼玉朝鮮初中級学校との交流の様子について論じた。差別をなくすためにできることは何か意見交換した授業実践記録である。

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  • 「空間に思想を求めて」 Invited Reviewed

    CHUJO Katsutoshi

    『教育朝霞 朝霞市県外視察研修報告』第21号   ( 21 )   62 - 68   1999.12

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    Language:Japanese   Publishing type:Lecture material (seminar, tutorial, course, lecture, etc.)   Publisher:朝霞市教育委員会  

    朝霞市県外視察の報告。福島県三春町の中学校を視察・見学した。学校の学舎にこそ思想が求められるという教育長(当時)の発想による学校つくりと現場の実態について視察した結果をまとめることができた。

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  • 「大人が子どもを理解することから」 Invited Reviewed

    CHUJO Katsutoshi

    『きずな 和光市地域青少年を育てる会30周年記念誌』   71 - 72   1999.5

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    Language:Japanese   Publishing type:Lecture material (seminar, tutorial, course, lecture, etc.)   Publisher:和光市地域青少年を育てる会  

    戦後の少年非行の歴史を踏まえながら、大人が子どもをどう理解したらよいかを論じた。地域、学校そして家庭の三位一体の教育体制が今一番問われていることを強調した。誤った子ども理解が子どもをだめにすることすらある。
    子どもの心理、行動を理解した上で今一番子どもにとって必要なことは何かを論じた。

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  • 「『神戸・児童殺害事件』生徒達の意見」 Invited Reviewed

    CHUJO Katsutoshi

    月刊『文藝春秋』10月号   ( 1997年10月 )   87 - 88   1997.10

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    Language:Japanese   Publishing type:Article, review, commentary, editorial, etc. (trade magazine, newspaper, online media)   Publisher:文藝春秋社  

    衝撃的な少年犯罪を同年齢の子どもたちはどう考えたか?道徳の時間等を使って、新聞記事を教材に授業をおこなった。子どもたちの反応はどうであったかそして事件の背景には何があるかを論じた。きわめて希な事件だけに一般化することはむずかしかった。子どもたちも動揺をかくせなかったが、他方で他人事のように感じていた生徒もいた実態をも論じた。

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Presentations

  • Massacre Of Sakae OSUGI And Noe ITO And Munekazu TACHIBANA Invited

    Katsutoshi CHUJO

    2024.1 

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    Language:Japanese   Presentation type:Oral presentation (general)  

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  • 関東大震災・誰が殺した?なぜ殺した? を考える ―伊藤野枝・大杉栄らの没後100年記念関連イベント・分科会1― Invited

    中條克俊

    伊藤野枝・大杉栄らの没後100年記念関連イベント  ( アットワンダー本店3階 )   2023.10  伊藤野枝・大杉栄らの没後100年記念関連イベント

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    Language:Japanese   Country:Japan  

    大杉栄・伊藤野枝・橘宗一虐殺事件―アナキスト虐殺
    1923年9月16日、アナキスト大杉栄は妻の伊藤野枝とともに横浜鶴見に住む妹を見舞い、その妹の子である橘宗一(6歳)を引き取って柏木にある自宅へ戻って来る途中に起きた事件であった。自宅まであと少しの果物屋(現新宿税務署通り)で梨を買っていたところ、憲兵縦の甘粕正彦大尉らに取り押さえられ、その日のうちに、3人は扼殺(やくさつ)され、しかも死体は麹町憲兵分隊裏の古井戸に投げ捨てられた。
    朝鮮人が「各地に放火」「爆弾を所持」というデマを流したのは内務省であるにもかかわらず、社会主義者が張本人であるというように治安当局は宣伝した。軍隊・憲兵隊は府下の社会主義者の検束行動に出たが、もっとも陰惨に殺されたのが大杉栄虐殺事件であった。

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  • 追悼と未来への継承 関東大震災・朝鮮人虐殺100年―関東大震災直後に何が起きたか― Invited

    中條克俊

    追悼と未来への伝承 関東大震災100周年 朝鮮人虐殺追悼慰霊祭・埼玉  ( 埼玉県浦和コミュニティセンター第15集会室 )   2023.9  関東大震災虐殺100周年「追悼と未来への伝承」埼玉実行委員会

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    Language:Japanese   Country:Japan  

    関東大震災(1923年)直後の人災として、以下6つの社会的事件をあげることができる。
    (1)朝鮮人が軍隊、警察、自警団によって多数殺害された朝鮮人虐殺事件9月1日~
    (2)王(ワン)希天(シティエン)をはじめ多数の中国人が軍隊によって殺害された中国人虐殺事件9月2日~
    (3)朝鮮人虐殺を正当化するために捏造された金子文子・朴烈(パクヨル)事件9月3日
    (4)10人もの労働運動家・社会主義者が殺害された亀戸事件9月4日
    (5)香川県の行商人9人が朝鮮人と間違われて殺害された福田村事件9月6日
    (6)アナキスト大杉栄・伊藤野枝・橘宗一虐殺事件9月16日
    朝鮮人虐殺事件だけではなく、6つの事件をすべて取り上げることによってこそはじめて関東大震災直後に何が起きたかの全貌が見えてくる。そのために用意した授業テーマが「関東大震災・朝鮮人虐殺・もうひとつの大逆事件」だ(中学校2年歴史学習)。授業者のねらいは(1)負の歴史=失敗体験をみつめ共有したい、(2)なぜ朝鮮人が虐殺されたのかを生徒とともに考えたい、(3)地域(埼玉県)から朝鮮人虐殺事件を教材化したい、(4)金子文子は現代の私たちに何を伝えたかったかを生徒とともに考えたいの4点である。

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  • はつらつふるさと和光物語 ―白子・新倉・大和・和光 Invited

    中條克俊

    はつらつTea Time  ( 埼玉県和光市白子コミュニティセンター )   2023.6 

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    Language:Japanese  

    「ふるさと和光はありがたきかな」をテーマに和光市の旧石器時代から令和の時代へのトピックスを拾い、地域に根ざした歴史=郷土史についてお話をした。

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  • 「教師の枠をこえて学びをつくった中学教師の実践記録」 Invited

    CHUJO Katsutoshi

    埼玉県高等学校社会科教育研究会  2020.2  埼玉県教育委員会

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    Language:Japanese   Presentation type:Oral presentation (invited, special)  

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  • 「ふるさと和光物語(白子・新倉・大和・和光)~時空を超えて伝えたい:平和の尊さⅢ~」) Invited

    中條克俊

    和光市文化講演会part11  2019.3  和光市文化団体連合会、後援和光市・和光市教育委員会

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    Language:Japanese   Presentation type:Oral presentation (invited, special)  

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  • 「校内暴力の嵐から生まれたボクらの平和学習」 Invited

    中條克俊

    早稲田大学教師教育研究所構成員研究会  ( 早稲田大学 )   2018.9  早稲田大学教師教育研究所

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    Language:Japanese   Presentation type:Oral presentation (invited, special)  

    1970年代後半から80年代半ばにかけて全国に吹き荒れた校内暴力の嵐の当事者(中学校社会科教員)の立場から、その要因と非行克服過程の実践について発表した際の記録。ヒロシマ修学旅行から始まり、すべての学習は平和学習を教育信念として教育実践を積み上げてきた実践記録でもある。

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  • 「ふるさと和光物語・時空を超えて伝えたい 平和の尊さⅡ―ふるさと和光はありがたきかな/占領下のふるさと和光と平和の尊さ―米軍基地キャンプ・ドレイクと「北の父」事件」 Invited

    中條克俊

    和光市文化講演会part10  2018.3  主催和光市文化団体連合会、後援和光市・和光市教育委員会

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    Language:Japanese   Presentation type:Oral presentation (invited, special)  

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  • 「大和町時代の大石真と「北の父」学芸会劇「北の父」を知っていますか?―占領下の大和中学校の出来事―」 Invited

    中條克俊

    和光白子文化の会講演会  2018.2 

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    Language:Japanese   Presentation type:Oral presentation (invited, special)  

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  • 「ふるさと和光物語~時空を超えて伝えたい:平和の尊さ~明治・大正・昭和・平成のふるさと和光―白子・新倉・大和・和光」 Invited

    中條克俊

    和光市文化講演会part9  2017.3 

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    Language:Japanese   Presentation type:Oral presentation (invited, special)  

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  • 「ふるさと朝霞物語。」 Invited

    中條克俊

    朝霞市コミュニティ協議会講演会  2016.1  朝霞市コミュニティ協議会

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    Language:Japanese   Presentation type:Oral presentation (invited, special)  

    朝霞市コミュニティ協議会に加盟している団体(朝霞市ロータリークラブ、朝霞市PTA連合会、朝霞市子ども会連合会、朝霞市自治会連合会、朝霞市商工会等31団体所属)の皆さんを対象に「ふるさと朝霞物語」をテーマに地域の歴史と素晴らしさそして基地の街朝霞から見えるものを講演した。地域連携のとりくみとして、依頼を積極的に引き受けた。

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  • 「君たちに伝えたい、朝霞物語」 Invited

    中條克俊

    『子ども大学あさか』  ( 東洋大学朝霞校舎 )   2015.11  東洋大学・朝霞青年会議所・朝霞市教委

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    Language:Japanese   Presentation type:Oral presentation (invited, special)  

    子ども大学あさかの講師として「地域を知り郷土を愛する心を育てる『ふるさと学』」を担当。旧石器時代から現代にいたるまでの郷土の歴史をわかりやすく解説した。小学四~六年の小学生を対象にクイズあり、画像あり、作業ありの授業をおこなった。地域連携のとりくみとして、依頼を積極的に引き受けた。

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Teaching Experience

  • 生徒指導と特別活動(中央大学)

  • 教職の基礎

    Institution:中央大学

  • 教職実践演習

    Institution:中央大学

  • 社会科公民科教育法2

    Institution:中央大学

  • 社会科公民科教育法1

    Institution:中央大学

  • 「社会科地歴科教育法1B」

    Institution:立教大学

  • 「社会科公民科教育法2B」

    Institution:立教大学

  • 「社会科地歴科教育法2B」

    Institution:立教大学

  • 「社会科地歴科教育演習1B」

    Institution:立教大学

  • 「教職論」

    Institution:国士舘大学

  • 「地理歴史科指導法」

    Institution:国士舘大学

  • 「社会科指導法Ⅱ」

    Institution:国士舘大学

  • 「特別活動の理論と実践」

    Institution:国士舘大学

  • 「社会科指導法Ⅰ」

    Institution:国士舘大学

  • 「教育の方法と技術/教育方法の実際」

    Institution:駿河台大学

  • 「社会科地歴科教育法Ⅱ」

    Institution:駿河台大学

  • 「社会科公民科教育法Ⅱ」

    Institution:駿河台大学

  • 「総合演習(総合的な学習の時間の指導法)」

    Institution:駿河台大学

  • 「教職論/教師論」

    Institution:駿河台大学

  • 「社会科公民科教育法Ⅰ」

    Institution:駿河台大学

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Committee Memberships

  • 1999.4 - 2000.3

    埼玉県   「埼玉県中学校教育課程編成要領改訂(総則)」作成協力委員