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Faculty of Economics Professor
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TSUCHIDA Akio
Degree
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国際学修士 ( 東京大学 )
Education
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1990.3
The University of Tokyo Graduate School, of Arts and Sciences International Relations doctor course withdrawn without a degree after completion of course credits
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1988.8
Nanjing University, China others others
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1985.3
The University of Tokyo Graduate School, Division of Sociology International Relations master course completed
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1982.3
The University of Tokyo Faculty of Liberal Arts Department of Liberal Arts, Asian Studies Major graduated
Research History
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2014.4 - 2020.3
中央大学政策文化総合研究所長
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2004.4 -
中央大学経済学部教授
-
1998.4 - 2004.3
中央大学経済学部助教授
-
1993.4 - 1998.3
東京学芸大学教育学部助教授
-
1990.4 - 1993.3
東京学芸大学教育学部専任講師
Professional Memberships
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(公財）東洋文庫
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日本現代中国学会
-
アジア政経学会
-
日本国際政治学会
Research Interests
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Chinese Modern History
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"Modern China, East Asia"
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Chinese Foreign Policy, History of International Relations
Research Areas
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Humanities & Social Sciences / History of Asia and Africa / アジア史・アフリカ史
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Humanities & Social Sciences / International relations / 国際関係論
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Humanities & Social Sciences / Area studies / 地域研究
Papers
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日中戦争期の中国国際聯盟同志会
中央大学政策文化総合研究所年報 ( 25 ) 314 - 336 2022.8
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顔恵慶の訪米（1939-40年）：日中戦争期中国外交の一側面
土田哲夫
中央大学政策文化総合研究所年報 ( 21 ) 53 - 71 2018.8
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土田哲夫
法学新報 123 ( 7 ) 501 - 516 2017.1
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近代中国的民間団体与国際関係──中国国際聯盟同志会的事例研究
土田哲夫
紀念世界反法西斯戦争勝利70周年国際学術研討会論文集 2015.8
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中国抗戦的展開与宣戦問題
土田哲夫
当代日本中国研究 第二輯 政治・対外関係 87 - 123 2014.1
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中国抗戦的展開与宣戦問題
土田哲夫
当代日本中国研究2010 114 - 139 2010.10
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China's "Public Diplomacy" toward the United States before Pearl Harbor Reviewed
TSUCHIDA, Akio
Journal of American-East Asian Relations 17 ( 1 ) 35 - 55 2010.10
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土田哲夫
中央大学経済研究所年報 ( 38 ) 203 - 219 2007.10
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国際平和運動、コミンテルン、日中戦争 Reviewed
土田哲夫
現代中国研究 ( 20 ) 17 - 34 2007.3
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Personnel Structure and Factional Changes in the Headquarter of the KMT during the War of Resistance Period Reviewed
Tsuchida Akio
Studies on Republican China ( 10 ) 41 - 52 2006.7
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中央大学経済研究所年報 ( 35 ) 425 - 440 2005.5
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抗戦期の国民党中央党部
中央大学人文科学研究所編
『民国後期中国国民党政権の研究』 105 - 155 2005.3
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中国抗日戦略と対米「国民外交工作」
石島紀之, 久保亨編
『重慶国民政府史の研究』 127 - 146 2004.12
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1930年代中国の国際観と外交論－包華国『国際政治與中日問題』を事例として－
Tsuchida Akio
中央大学論集 24 ( 24 ) 43 - 54 2003.3
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抗戦時期中国国民党党員成分的特徴和演変 Reviewed
民国研究 ( 6 ) 82 - 102 2001.12
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Tsuchida Akio
中央大学論集 22 ( 22 ) 17 - 27 2001.3
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日中戦争とアメリカ援華制日運動 Reviewed
現代中国 ( 71 ) 160 - 169 1997.8
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Tsuchida Akio
東京学芸大学紀要 第3部門 ( 48集 ) 173 - 207 1997.1
-
民国時期的“地方外交” Reviewed
民国研究 ( 第2輯 ) 81 - 99 1995.7
-
Tsuchida Akio
東京学芸大学紀要 第3部門 ( 44集 ) 71 - 108 1993.2
-
中国国民党の統計的研究、1924～49年
史海 ( 39 ) 28 - 52 1992.6
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張学良与不抵抗政策 Reviewed
南京大学学報 社会科学版 ( 3 ) 119 - 127 1989.5
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中国国民党的社会構成
南京大学学報・研究生専輯 59 - 63 1989.4
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郭松齢事件と国民革命
近きに在りて ( 4 ) 11 - 28 1983.9
Books
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アジア人物史 第11巻 世界戦争の惨禍を越えて
重松, 伸司他（ Role： Contributor第5章「中国統一から戦後台湾へ」（227-290頁））
集英社 2023.4 （ ISBN:9784081571116 ）
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近現代中国と世界
土田哲夫, 子安加余子（ Role： Joint editor編集全般、まえがき、第６章「近代中国の国民外交団体──中国国際聯盟同志会の事例」）
中央大学出版部 2020.2
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21世紀国際政治の展望
滝田賢治編（ Role： Joint author第７章「「台頭」中国の国際イメージ」を担当）
中央大学出版部 2017.3
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近現代東アジアと日本：交流・相剋・共同体
土田哲夫編（ Role： Edit編集全般及び「まえがき」、「あとがき」担当）
中央大学出版部 2016.11
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社会文化与近代中国社会転型
郭瑩, 唐仕春主編（ Role： Joint author論文「抗戦時期中国的民間団体和国際関係──“世界和平聯合”中国分会的事例研究」を担当）
中国・北京：中国社会科学出版社 2016.7
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近代中国研究と市古宙三
東洋文庫近代中国研究班編（ Role： Joint author担当「近代中国研究と市古宙三」。口頭報告の文字化及びレジュメ収録。）
汲古書院 2016.6
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近現代東アジアの文化と政治
土田哲夫（ Role： Edit編集全般、「まえがき」、「あとがき」、第6章「近代中国の民間団体と国際関係──国際反侵略運動大会中国分会の事例研究」執筆。）
中央大学出版部 2015.12
-
アジア・太平洋戦争辞典
吉田裕, 森武麿, 伊香俊哉, 高岡裕之編（ Role： Contributor執筆担当：援蒋ルート、国民参政会、胡適、周作人、沈鈞儒、西安事件、宋慶齢、中ソ相互不可侵条約、トラウトマン、青天白日旗、国民革命軍、国民政府、重慶国民政府、中国国民党、国共合作、宋美齢、宋子文、宋哲元（計18項目））
吉川弘文館 2015.10
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Negotiating China's Destiny in World War II
Hans van de Ven, Diana Lary, Stephen MacKinnon（ Role： Joint authorTSUCHIDA Akio, Declaraing War as an Issue in Chinese Wartime Diplomacy）
Stanford, Cal.: Stanford University Press 2014.12
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開羅宣言的意義與影響
呉思華, 呂芳上, 林永楽主編（ Role： Joint author土田哲夫「開羅会議與日本」執筆。）
台北：政大出版社 2014.9
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中国への多角的アプローチⅢ
斎藤道彦編（ Role： Joint author「宋美齢訪米外交成功の背後──蔣家政治と心身症」）
中央大学出版部 2014.3
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近代中国：思想与外交
欒景河, 張俊義編（ Role： Joint author「宋美齢訪美外交成功之背後：心身疾病与蒋家政治」）
北京：中国社会科学文献出版社・人文分社 2013.12
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Studies on the History of International Cultural Relations
平野健一郎, 古田和子, 土田哲夫, 川村陶子編（ Role： Joint editor編集全般及び「民間団体と外交──中国国際聯盟同志会の初期活動」執筆担当。）
University of Tokyo Press 2013.4
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中国への多角的アプローチ
斎藤道彦編（ Role： Joint author「フランク・プライスと戦時中国の国際宣伝」）
中央大学出版部 2012.1
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戦後日本的中国研究─口述知識史
石之瑜, 何培忠, 平野健一郎, 土田哲夫, 村田雄二郎編（ Role： Joint editor編集全般担当。）
国立台湾大学政治学系中国大陸曁両岸関係教学與研究中心（台北） 2011.10
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国際関係のなかの日中戦争
西村成雄, 石島紀之, 田嶋信雄編（ Role： Joint author「日中戦争と中国宣戦問題」担当）
慶應義塾大学出版会 2011.7
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インタビュー 戦後日本の中国研究
平野健一郎, 土田哲夫, 村田雄二郎, 石之瑜編（ Role： Joint editor編集全般及び「あとがき」(379-384頁)執筆担当）
平凡社 2011.7
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戦時国際関係（中日戦争国際共同研究之四）
楊天石, 侯中軍編（ Role： Joint author担当：「中日戦争与中国宣戦問題」）
中国社会科学文献出版社（北京） 2011.5
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新編 原典中国近代思想史 第6巻<救国と民主──抗日戦争から第二次世界大戦へ>
野村浩一, 近藤邦康, 砂山幸雄（ Role： Joint translator資料集。翻訳と解説。担当部分 計37頁。）
岩波書店 2011.3
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日中戦争期中国の社会と文化
エズラ・ヴォーゲル, 平野健一郎編（ Role： Joint author日中戦争期中国の対米「国民外交」）
慶應義塾大学出版会 2010.6
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International Relations in Wartime: Sino-Japanese War. The Fourth International Joint Research Conference
Institute of Modern, History, CASS, Southwest University（ Role： Sole authorFrom Undeclared War of Resistance to Declaration of War: China's Changing Policies toward Japan, 1937-1941）
Chongqing: Institute of Modern History, CASS and Southwest University 2009.9
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Chiang Kai-shek's Networks of Power and their Operation
Institute of, Modern History, Academia Sinica（ Role： Joint authorFrank W. Price and Chiang Kai-shek: An American Missionary and His Efforts to Promote Wartime China's International Propaganda）
Institute of Modern History, Academia Sinica 2009.9
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The Society and Culture of Wartime China
Yang Tianshi, Huang Daoxian（ Role： Joint authorChina's 'Public Diplomacy' toward the United States during the Sino-Japanese War）
Social Science Document Press 2009.2
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Problems in the History of Sino-Japanese Relations
Saito Michihiko（ Role： Joint authorThe Issue of Declaration of War during China's War of Resistance Period）
Chuo University Press 2009.2
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Modern China, East Asian and the World
王建朗, 欒景河主編（ Role： Joint author国際和平運動与中国抗戦──“国際和平聯合”(RUP/IPC)簡析）
CASS Press 2008.7
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History of Modern China: One Hundred Years of Mainland China, Taiwan, and Hong Kong
Kubo TOru, Tsuchida Akio, Takada Yukio, Inoue Hisashi（ Role： Joint author緊密な共同作業のため執筆担当は明示しない）
University of Tokyo Press 2008.6
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戦間期の東アジア国際政治
服部龍二, 土田哲夫, 後藤春美編（ Role： Joint editor）
中央大学出版部 2007.6
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（共訳・解説）世界史史料 第10巻＜20世紀前半の世界Ⅰ ふたつの世界大戦＞
歴史学研究会（ Role： Joint translator）
岩波書店 2006.12
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China in the 1930s
Institute of, Modern History, CASS（ Role： Joint author抗戦初期中国的“国民外交工作”）
CASS Press 2006.9
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中央大学創立100周年記念論文集
中央大学経済学部創, 周年記念論文集編集委員会（ Role： Joint author盧溝橋事件と国民政府の反応──『王世杰日記』を中心に）
中央大学経済学部創立100周年記念事業委員会 2005.10
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民国後期中国国民党政権の研究
中央大学人文科学研究所編（ Role： Joint author編集全般、「抗戦期の国民党中央党部」、「あとがき」）
中央大学出版部 2005.3
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重慶国民政府史の研究
石島紀之, 久保亨編（ Role： Joint author中国抗日戦略と対米「国民外交工作」）
東京大学出版会 2004.12
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張学良国際学術研討会論文集
張徳良, 周毅（ Role： Joint author）
同澤出版社（香港） 2000.10
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現代中国事典
天児慧 等（ Role： Contributor）
岩波書店 1999.5
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民国前期中国と東アジアの変動
中央大学人文科学研究所編（ Role： Joint author編集全般及び「まえがき」、「中国人のソ連留学とその遺産──モスクワ孫文大学(一九二五～三〇年)を中心に」執筆。王永祥「一九二〇年代前半期ソ連・コミンテルンの対中国政策」翻訳）
中央大学出版部 1999.3
-
当代海外漢学研究
許惟賢, 王相宝（ Role： Joint author）
江蘇人民出版社（南京） 1997.11
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近代中国人名辞典
山田辰雄編（ Role： Contributor莫徳恵・李景林・石友三・商 震・王永江・呉俊陞・湯玉麟・袁金鎧・宋哲元）
霞山会 1995.9
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講座 近代日本と植民地 3
（ Role： Joint translator担当：柯志明「『米糖相剋』問題と台湾農民」翻訳）
岩波書店 1993.2
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南京事件資料集①アメリカ関係資料編
南京事件調査研究会編訳（ Role： Joint translator下記の資料翻訳・訳注）
青木書店 1992.10
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張学良生涯論集
（ Role： Sole author）
光明日報出版社（北京） 1991.11
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天安門の渦潮──資料と解説 中国民主化運動
加々美光行, 村田雄二郎編（ Role： Joint translator）
岩波書店 1990.6
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中国国民政府史の研究
中国現代史研究会（ Role： Joint author「南京政府期の国家統合－張学良東北政権（1928-31年）との関係の例」）
汲古書院 1986.12
MISC
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書評 麻田雅文編『ソ連と東アジアの国際政治 1919-1941』 Invited
土田哲夫
アジア研究 65 ( 2 ) 36 - 40 2019.4
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国民外交
土田哲夫
岡本隆司・箱田恵子編『近代中国外交史ハンドブック』 180 - 181 2019.4
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書評 田嶋信雄著 東京大学出版会『ナチス・ドイツと中国国民政府──一九三三ー一九三七』
土田哲夫
中国研究月報 68 ( 12 ) 48 - 40 2014.12
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（翻訳）辛亥革命の世界的意義
王暁秋著, 土田哲夫
中央評論 64 ( 1 ) 119 - 124 2012.5
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（翻訳）辛亥革命と近代民権政治
郭世佑著, 土田哲夫
中央評論 64 ( 1 ) 125 - 130 2012.5
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世界史史料 第10巻＜20世紀前半の世界Ⅰ ふたつの世界大戦＞
歴史学研究会
238 - 240,244-251 2006.12
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対中村元哉報告的評論
久保亨他
1930-1940年代中国之政策過程 77 - 79,91-93 2004.2
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書評 服部龍二『東アジア国際環境の変動と日本外交1918-1931』（有斐閣、2001）
中国研究月報 57 ( 3 ) 48 - 49 2003.3
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翻訳 ロマン・スラヴィンスキー「中華民国とポーランド」
近きに在りて ( 42 ) 70 - 79 2002.12
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翻訳 陳謙平「中国における抗戦期国民政府対外関係の研究動向（1990年代以後）」
近きに在りて ( 41 ) 18 - 29,53 2002.6
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全体討論の記録
横山宏章等
周辺から見た20世紀中国 297 - 303 2002.3
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翻訳 李長莉「新中国50年・知識人の心の旅路」
近きに在りて ( 38 ) 56,102 - 111 2000.12
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書評 藤原彰・姫田光義編『日中戦争下中国における日本人の反戦活動』
アジア研究 46 ( 2 ) 87 - 93 2000.4
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Book Review, Harumi Goto-Shibata, Japan and Britain in Shanghai, 1925-31
国際政治 ( 121 ) 209 - 212 1999.5
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翻訳 陳紅民「ハーバード・イェンチン図書館所蔵の胡漢民文書紹介」
近きに在りて ( 32 ) 115 - 130,96 1997.1
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1993年夏のモスクワ
近きに在りて ( 25 ) 84 - 94 1994.5
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回顧と展望 中国現代
史学雑誌 102 ( 5 ) 247 - 256 1993.5
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近代中国研究彙報 15 ( 15 ) 73 - 102 1993.3
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資料・文献紹介 山田 朗『昭和天皇の戦争指導』青木書店、1990
歴史学研究 ( 622 ) 58 - 59 1991.9
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資料・文献紹介：森村誠一編『裁かれた七三一部隊』晩聲社、1990
歴史学研究 ( 611 ) 26 - 27 1990.10
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日本史研究 ( 328 ) 50 - 59 1989.12
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書評：毛里和子『中国とソ連』
中国研究月報 ( 501 ) 21 - 22 1989.11
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Book Review, J.W.Garver,Chinese-Soviet Relations,1937-1945
アジア研究 35 ( 4 ) 97 - 109 1989.9
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翻訳：張憲文「中華民国史研究の現状と展望」
近きに在りて ( 15 ) 4 - 11 1989.5
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国民党政権の性格をめぐって
近きに在りて ( 8 ) 60 - 64 1985.11
Presentations
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日本人の中国観試論──世論調査と学生の選好からの考察と展望 Invited
土田哲夫
清華大学日本研究センター、中日国交正常化50周年記念シリーズ講演会 2022.12
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日本人の中国イメージの変化と展望 Invited International conference
日中国交正常化50周年記念学術会議 ( 東京・学士会館 ) 2022.11 清華大学日本研究センター、中央大学政策文化総合研究所日中関係発展研究センター共催
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「（対汪婉報告的）評論」 International conference
シンポジウム「東アジアの視点からみた日中国交正常化50周年」 ( 北京・清華大学及びオンライン ) 2021.12 清華大学日本研究センター主催、中央大学政策文化総合研究所共催
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東洋文庫所蔵汪精衛政権駐日大使館文書にみる戦時「小東亜」外交 International conference
シンポジウム「東アジア史研究の再検討─概念・文献・課題・展望─」 ( 北京・清華大学及びオンライン ) 2021.3 中央大学政策文化総合研究所・清華大学・北華大学
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戦前・戦中の日中関係から何を学ぶか──詩人 草野心平の中国経験から International conference
土田哲夫
日中平和友好条約締結40周年記念/清華大学と中央大学協定関係締結15周年記念シンポジウム「日中両国のイノベーション協力と展望」 ( 北京 清華大学 ) 2018.12 中央大学、清華大学
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中国国民党の留ソ派とその活動
日本現代中国学会全国学術大会 ( 愛知大学名古屋キャンパス ) 2017.10 日本現代中国学会
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『21世紀の東アジアと歴史問題：思索と対話のための政治史論』へのコメント International conference
国際セミナー「現代中国と東アジアの新環境」 ( 大阪大学豊中キャンパス ) 2017.8 大阪大学中国文化フォーラム
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現代中国資料研究の最前線――東洋文庫拠点第2期の活動成果
共著者相原佳之
2015年度現代中国地域研究プログラム国際シンポジウム ( 愛知大学名古屋キャンパス ) 2016.2 人間文化研究機構現代中国地域研究プログラム
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アジア太平洋戦争と大学
戦後70年記念シンポジウム「戦争と中央大学」（中央大学、2015.10.21） 2015.10
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近代中国的民間団体与国際関係──中国国際聯盟同志会的事例研究 International conference
土田哲夫
紀念世界反法西斯戦争勝利70周年国際学術研討会：従世界史看21世紀東亜的発展与合作・抗日戦争史（独立運動史）研究的成果与課題 ( 中国延吉 延辺大学 ) 2015.8 清華大学・延辺大学
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市古宙三先生と中央大学
ワークショップ「戦後中国近代史研究と東洋文庫――市古先生のお仕事を偲ぶ」（東洋文庫、2015.6.20） 2015.6
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宋美齢訪美外交成功之背後─心身疾病与蒋家政治 International conference
第４届“近代中外関係史”国際学術討論会 2012.11
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中日戦争与中国宣戦問題 International conference
戦時国際関係──中日戦争国際共同研究第四次会議 2009.9 Institute of Modern History, CASS and Southwest University
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Wartime China's Foreign Policy and the Role of NGOs
日本アメリカ史学会第16回例会 ( Tokyo ) 2009.7 The Japanese Association for American History
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抗戦時期的中国「国民外交」：以国際反侵略運動大会中国分会為中心 International conference
土田哲夫
中央研究院近代史研究所 2008.3
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中日戦争、国際輿論和国民外交 International conference
土田哲夫
国立政治大学歴史学系 2008.3
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China's ‘Public Diplomacy’ toward the United States during the Sino-Japanese War. International conference
The Third International Conference on the Sino-Japanese Relations during the Sino-Japanse War(Hakone,2006.11.23-26) 2006.11
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国際和平運動与中国抗戦──“国際和平聯合”(RUP/IPC)簡析 International conference
“近代中国、東亜与世界”国際学術討論会 ( 中国山東省 日照 ) 2006.8 中国社会科学院近代史研究所
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抗戦初期中国的“国民外交工作” International conference
“一九三〇年代的中国”国際学術研討会 ( 中国・成都 ) 2005.8 中国社会科学院近代史研究所等
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中国抗日戦略と対米「国民外交工作」 International conference
国際シンポジウム「重慶国民政府の歴史的位置」,重慶国民政府研究会・中国現代史研究会 2003.3
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蒋経国とソ連経験
中国現代史研究会2001年度研究集会,中国現代史研究会 2001.4
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中国国民党党員構成的特征和変化 International conference
第4次中華民国史国際学術討論会 2000.9
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中東路事件与日本的反応 International conference
張学良国際学術研討会 1999.8
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赤都余情―中国革命家のソ連留学とその遺産― International conference
国際シンポジウム＜中華民国前期中国社会と東アジア世界の変動＞ 1998.3
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日中戦争とアメリカ援華制日運動
日本現代中国学会全国学術大会,日本現代中国学会 1996.10
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張学良的東北「地方外交」 International conference
第3次中華民国史国際学術討論会 1994.12
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中国国民党の統計的研究
日本国際政治学会秋季学術大会,日本国際政治学会 1992.10
Research Projects
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未来志向の日中関係学：歴史の省察から協調的発展へ
2005.4 - 2007.3
中央大学 中央大学共同研究費他
姫田光義
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日中戦争期における中国の社会・文化変容
Grant number：15330033 2003 - 2006
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 早稲田大学
平野 健一郎, 内田 知行, 伊香 俊哉, 貴志 俊彦, 小浜 正子, 土田 哲夫
Grant amount： \12100000 （ Direct Cost: \12100000 ）
本研究課題の主要な目的は、(1)日中戦争期における中国の社会・文化変容に関する、日本の最近の研究をサーヴェイし、研究内容のいっそうの向上を図ること、(2)その優れた成果を国際的に発信すること、であった。(1)の目的は、当初計画の3年度(平成15年度〜17年度)でほぼ達成し、すでに研究成果報告書(「日中戦争期における中国の社会・文化変容に関する総合的研究」平成18年5月)を印刷し、提出した。さらにその内容を改善して、東洋文庫平成18年度研究報告書(平野健一郎編『日中戦争期の中国における社会・文化変容』)として、近く刊行する予定である。
(2)の目標は、国際的な諸般の事情により、当初の計画年度内には達成することができなかったので、平成18年度への年度繰越しを申請し、認可を得て、活動を継続した。具体的には、3年間に行われた約30の研究報告のなかから8つを選び、そのペーパーの英訳を行い、日本側の準備会議を経て、平成18年11月23日〜26日に箱根で開催した「日中戦争の国際共同研究」第3回国際会議(「日中戦争期の中国における社会と文化」)で報告し、討論を行った。この国際会議では中国から6つ、台湾から2つ、米国・カナダから5つの報告も行われ、学術的な討論を行い、日本における優れた最新研究成果の国際的発信と国際学術交流の成果を挙げた。なお、この国際会議の成果は日本語、中国語、英語の論文集として広く公開する予定である。
(2)の目標を達成する一助として、文献目録「最近5年間(2001〜2006)の日本における日中戦争期中国(1931〜1945)についての研究文献目録」(111ページ)を制作し、国内・国外に配布した。 -
南京政府期中国政治外交史研究
Grant number：06710211 1994
日本学術振興会 科学研究費助成事業 奨励研究(A) 東京学芸大学
土田 哲夫
Grant amount： \900000 （ Direct Cost: \900000 ）
国民党政権期の政治外交史研究はなお不十分であり、列強の政策対象としてではなく中国を主体としたものは少ない。本研究は、対外政策と中国内政との連繋を重視し、初期南京政権期の政治構造(特に中央-地方関係)及び政策決定者の対外認識を分析し、それを踏まえて、中文史料、日本・ソ連・米国など外国側史料双方を組合わせ利用することによりその対外政治過程を解明しようとするものであり、具体的には1929年から1933年に至る時期の張学良東北政権を中心とする対外政治過程を当面の検討課題とした。
本年度においては、1929年の中東鉄道事件を事例に具体的研究を進め、「張学良的東北『地方外交』-以中東鉄路事件(1929年)為中心-」を執筆(中文、全4万字)、94年12月に中国で開催の中華民国史国際シンポジウムに提出、概要を報告した。論文の趣旨は、中華民国期において「地方外交」の現象が広く存在し、特に東北・新彊など辺境地域ではとりわけ頑強で、南京政府期にも中央政府の外交と競合し現実に展開されたこと、張学良政権による中東鉄道接収は、北伐・統一の進展と民族主義運動発展の中での地方軍事指導者の「公定ナショナリズム」(Benedict Anderson)的対応であり、かつ張学良政権の対ソ軽視、対日恐怖感がその政策決定に当たり重要な要因となったことなどであった。なお上記論文の一部は『民国学刊』(1995年)に発表予定である。
なお満州事変期(1931〜33年)についての事例研究も予定していたが、今年度は十分な検討が行えなかった。次年度以降の課題としたい。